遠征最初はここでした。

ウィキッドは大阪前楽以来、海劇場はマンマ以来ということで
演目も劇場も久しぶりだったため、色々新鮮でした。

実はこの演目初めて観た時(初見は同じ「海」)
「苦手」だと思い、大阪で長くやっててもそんなに観てなかったんです。
大阪前楽観た時はもっと観ておけば良かったと
後悔したんですが・・・。
なぜかというと最初観た時自分の中で消化しきれなかったからだと
思います、深すぎて。
主人公は単純にいい人ではなく、悪役も単純に悪いわけではない。
ディズニーものは善は善、悪は悪とはっきりしているのですが、
どのキャラクターにも光と闇の部分があるところがこの演目の
極みだろうなと思います。

その意味では今回のキャストは両方を感じさせてくれる人が少なかったな。
エルファバは闇の部分がもう少しあったらいいなと思ったし、
モリブル先生は悪そのものすぎた。
ただ、前観た時よりは苦手意識が減ったかな。
衣装や照明、ダンスなどは単純に楽しいですしね。
「For Good」ではもう二人は二度と会えないんだと思うと
ボロボロ泣きました。

初見キャストは岡村エルフィー、岡田フィエロ、渡辺陛下。

岡村さんはピコで観ていいなと思っていましたが、
とにかく丁寧に演じていて、歌も伸びやかで聴いていて心地いい。
前述通りもう少し闇の部分があった方がいいなとは
思いましたが、好きなエルファバです。
笑いの間はいちばんうまいと思った。

岡田フィエロはちゃらいと聞いていましたが思ったよりはそれほどでも(笑)。
飯村フィエロ観てないからあれだけど多分比べると普通にちゃらかったんだろう。
普通にかっこよかったのですが、

李さんや北澤さんで観た時のときめきが感じられなかったのは
単純に私の好みの問題だと思われます←

陛下はこれまた思ったより普通だった(笑)。
少々怪しいところはあったけど普通に観られました。
ヴァンダフルでもなかったし(笑)。
ちゃみさんの「絶対何か企んでるだろう」という腹黒さや
松下さんの「何か企んでるのかもしれないが裏で何考えてるかわからん」

という 闇は全く感じられず、

単純に「気球でふわふわと飛んだらたどりついちゃった」という感じの陛下でしたが(笑)。

他キャストはさくっと。
苫ちゃんグリンダは以前観た時より身体張った芸が
パワーアップしていた(笑)。
それ地やろ?とつっこみたくなるくらい。
笑いが止まらないがグリンダにそこまで求めてない・・・
もう少し品位が欲しい(笑)。
演技は二幕の方が断然好きです。

あと、アンサンブルで永野さんがINしたと話題になっていたのだが、
実はわたくしダンサーさんがほとんどわからず(観ているの偏っている)。
名前は知っているけどと思っていましたが、オズダストで「この人誰?」
と目を惹くダンスをしていたのが枠的に(衣装で覚えてる)永野さん
だったようです(スカートってツイしましたがワイドパンツだった。
あの衣装スカートに見えるんだもの)。
私はダンス全くわからないんですがとにかく目を惹き、
ずっと目でおっかけてました。
思いっきりスライディングしてこけた時はこれ振付?と思ったものですが(笑)。
怪我がなかったようで良かったです。

開演前にはおみみくじという企画をカレッタの広場でやってて
引いてきました。「極大吉」・・・無駄にいい。
しかも抽選したらカレッタのギフト券まで当たってしまった(笑)。