石丸さんのコンサートは初めてでした。

まずはセットリスト。


L-O-V-E
Something's Coming
翼を拡げて
こもれびの庭に
シェルブールの雨傘
普通の人間
愛と死の輪舞
私が踊る時
私だけに
時が来た
(休憩)
エターナリー
君は僕の歌~You are the song
再会
SHE
Aimer
All I Ask of You
オール・バイ・マイセルフ
名もなき星になる日まで~別れの曲
愛せぬならば


アンコールは「SMILE」と「今この時」。


アルバム中心ながらも
ラウルやデュティユルやビーストが入ってる!とテンション上がる!
多分英語だろうなあと思ってたら全部日本語、
しかも四季版でしたので余計にいろいろ思い出してじーんときました。
アルバム予習できなかったからなあ、会場で買うつもりだったので
(握手券が欲しかった・笑)

最初の「L-O-V-E」は本当にキラキラして最前列の人いいなあと
思いながら観ていた(笑)。
初めはMCもさぐりさぐりな感じだったかな。
観客もそんな感じだったように思います。なんかお互い緊張していた(笑)。


ルグランつながりということで
シェルブール~壁抜け男の流れから空気温まった感じ。
「普通の人間」を再び聴けるとは思いませんでした。
本当にあたたかくて人間味があって素敵。
ご本人も「懐かしかった」とつぶやいてました。
四季で最後に演じたのがこの壁抜け男だったんですよね。
それも京都で。そしてその京都の壁抜け男を観ているんですね、私。
それを思い出しながら聴いていました。


その後は「エリザベート」特集。
「愛と死の輪舞」の後、ゲストの花總まりさん登場。
宝塚が詳しくない私でもトップ娘役最長だったということは
知っている(笑)。
この二人のトークがまたあははうふふって感じのほわんとした
雰囲気で可愛らしくてねえ。「まりさん」と何度も
呼びかけている声が本当に優しくて素敵で
なぜ私は「まり」さんではないんだろうかと何度思ったことか(笑)。
そんなほんわかした雰囲気から、
「私が踊る時」のイントロが流れた瞬間一転。
花總さんのスイッチがかちっと切り替わったところがすごかった。
瞬時にエリザベートに変身。ずっとトップであった理由がすごく
納得できる風格がありました。
でも実は舞台では歌ったことがないとのこと。
ご自身が現役でやっていた頃にはまだできていない曲だったそうです。
あともう1曲「私だけに」のソロも圧巻。
もう、東宝版もこの方でエリザベートやって欲しい!と思うくらい。
このコンビでいこうよ(笑)。
1部ラストはジキハイの「時が来た」でした。


2部はエターナリーと僕は君の歌とチャップリンつながり。
そしてここで事件です。
「僕は君の歌」で途中まで歌ったのですが、
「あっ歌詞間違えちゃった」(笑)。
結局最初から歌いなおしたのですが、
歌い終わった後、「結局歌詞間違えてなかったです」。
おい(笑)!!!

「SHE」は大好きな曲で素敵だったけどこれは原語で聴きたかったかなあ。
その後再び花總さん登場。
お二人でデュエットということで「初々しく」「初々しく」と
連発だったのがおかしかった(笑)。
そんな初々しい二人のデュエットはロミジュリの
「Aimer」。いや、十分初々しかったです(断言)。
それから「All I Ask of You」。
また、ラウルが聴けるなんて!!!
本当に甘い歌声にとろけそう。というか溶けていた(笑)!
難を言えば「クリスティーヌ、あ~~いら~~ぶゆ~♪」が欲しかったくらい。
これもまた実際に観た時を思い出しながら聴いていました。
本当にあの時はほわーーーーんとなっていた。

ラストは「愛せぬならば」。まさかビーストも!!
これまた、王子様に変身した姿はリアル王子様だったなあと
思い出しながら聴いていました。


アンコールの2曲は「SMILE」でほのぼの、「今この時」で楽しく
締めて幸せな気持ちで終わりました。


全体的な感想としては、アレンジがジャズっぽくて照明からして
大人な雰囲気。夜にぴったりだったよう。
このところ俳優さんのコンサートを続けざま聴いていましたが、
同じことを思ったのが歌単独よりもやはりその役が
身についている曲の方に魅力を感じるということ。
そしてそれをいちばん顕著に感じたのが石丸さんでした。
石丸さんの歌は舞台でこそより魅力を増す、つまりやはり
歌手ではなく俳優なんだと。


終演後は握手会。長蛇の列を並んだ後に待っていたのは
優しく微笑む貴公子。
そしてここでもとろけそうというか溶けていた私でありました(笑)。