千秋楽です。
そういえば四季ロングランで楽公演に行くのは何気に初めてかもしれない。
だっていつも抽選で外れる(笑)。
だから前楽に行くことが多いんです。

今回の席はセンターブロック上手側。
そう!ドレミロルフ一直線の席です(笑)。
もちろん最前列ではないですけどね。

やはり千秋楽はいつもとは雰囲気が違うなと感じました。
舞台の気合いの入りようといい、客席の熱さといい。
今回出演していない子役ちゃんたちもたくさん見かけました。
おめかししているので普通の子供とは違うのでわかる(笑)。

今日の舞台は全体的に丁寧に演じようというのが伝わってきました。
そして前述の通り、気合いが入っていました。
一幕では「ドレミ」の時の熱さがすごかった。
智恵マリアが子供たちに一人一人ポーズを取る見本を示しているのが
すごく丁寧でわかりやすくて子供たちのポージングもいつもより
メリハリが効いていました。
とにかく井上さんが元気いっぱい、子供たちも全力で応えているのが
伝わってこの時の拍手が今まででいちばん大きく鳴り止まないので
ショーストップになるかと思ったくらいでした。
「私のお気に入り」ではオリジナルな振り付けが入っていてみんな
のびのび楽しそう。
一幕最後の秋山院長先生の歌声にはいつも以上に心に染み入り、
席を立てないくらいでした。

二幕はやはり音楽祭でぐっときたなあ。
マックスおじさんの道化ぶりが結末がわかっているだけに
切なくなってくる。
「ぐっばーい♪」で大佐と握手しながら今生の別れを目で交わしている
シーンは本当にぐっとくる。
これまで特にマックスおじさんについて触れていなかったけれど、
あまりにも勅使瓦さんがはまりすぎていて
言うことがなかったのです。
本当に他の方が演じるのが想像できない。
いつ観ても芝居がぶれないなと思います。
ぶれないといえば同じく完投された西田さんのエルザもいつ観ても
ぶれない。
やはり、お二人とも芝居畑から入ってきた方だけにしっかり舞台を
固めていたように思います。

井上さんは本当に改めてマリアそのものと感じました。
先日初見で観た時よりも今日の方が強く感じた。
締めとして彼女のマリアを観られて本当に良かったです。

子役ちゃんは前回メンバーとかぶっている子が多かったです。
大前くんが前回は出ていなかった「ぐっばーい」が
今日は綺麗に出ていました。
佐野クルトは山崎くんとはまた違った愛くるしさがありました。
笑うと目がなくなるのが可愛い。
グレーテルは4人全員観てそれぞれ可愛かったけど、
やっぱり美優ちゃんがいちばん好きだったので最後に美優ちゃん
観たかったな。
「つまんなーい」の言い方とか、マックスおじさんに指なめられて
スカートで指ぬぐうしぐさがいちばん良かった。
結局全員コンプリートは難しかったです(笑)。
本当にみんなお疲れ様!

ロルフはね、やっぱりいっちーで締めたかったな。
そのつもりでチケット取っていたけど(笑)。
この前観た時は椅子からずるずるっがずるっだったんですけど、
今日はずるずるっに戻ってた(苦笑)。
最後だから緊張したのかな、かなり音外れていました。
芝居も変にメリハリ利かせていて、前の方が自然で良かったのにな。
しかし、あいからずリフトは綺麗です。うっとりします。
彼ならぐるぐるまわされたい。いっちーのリフトは怖いので遠慮願いたい(爆)。

カテコは通常カテコから芝さんの挨拶。
ちょっと緊張気味なのが可愛い(笑)。
そういえば今日のロックンロールドレミは控えめでした。
挨拶が終わって特別カテコ。
エーデルワイスは芝さんのソロから最後は全員で。
この時点ですでにうるうるきているのですが、
勅使瓦さんから子役ちゃんたちの紹介の時は
ああ、本当に最後なんだなと改めて思うと泣けて泣けて。
最後に「さよなら、またね」で退場していくところは
現実とリンクしていて泣けました。
その後ほとんどオールスタンディングで拍手鳴りやまず。
10回近く登場してくれたんじゃないだろうか。
最後に芝さんの笛にあわせてみんなが行進しながら退場して幕が
下りてやっと拍手がおさまり、うまく締まりました。
きっとこれがなかったらもう私帰れないんちゃうか?と
思ったくらいです(笑)。

結局9ヶ月で9回。平均すると月1ですがほとんど行ってない月も
多い。
ぜーんぶロルフの動向の影響ですが(笑)。
まさかのデビューで初日突発したのも懐かしい思い出。
マンマは初日も楽も行けていないのに、なぜかSOMは初日も楽も。
本当に心洗われる素敵な作品でした。
次に観られるのはいつになるかわからないですが、
今回千秋楽を観られて良かったです。