⚪先頭に立つということは他者の命を背負うことだったと思い出したこと | 楽円☆まぶや~*ゆきみかん

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⚪先頭に立つということは他者の命を背負うことだったと思い出したこと…と、書きたかったのに結局自分語り*天川大峯修験ワーク①

※2022年8月記事再up


~一番鮮明に記憶に残る釈迦岳行き深泉宿からの帰路後半からの感想です~


『ここからは一本道だから先に進んで』

峯龍先生はそうわたしたち(確か7名程全員女性)に伝え、少先達者に任せるとのこと

(私はまだ2回目なので違う)


時刻は15時30分頃

予定では宿に戻っている頃


『あと一時間半位ですか?』

と、先生に聞いてみたところ


『だいたいそうだね』


と、いうことは素人のわたしの想像ではあと二時間~二時間半位かな?と予想

(残念ながらこれは当たっていた…←希望としてはせめてあと1時間で大峯奥駆道入口に着きたい…)


なぜそんなことに?


総勢…約20名ほど

経験や体力が様々

そして夏真っ盛り


ここからふと自分の思い出長々になってしまいました

載せないほうがいいかもだし余計かもしれないけど、あとから感じた正直な気持ちを残します


普段からトレランなどしているなら別なのでしょうが(滅多にいないとは思いますが)歩くスピードは千差万別

途中体調をくずされた方や足を痛めるなど、わたしは先頭グループで後方に合わせながらゆっくりゆっくり進んでいたように感じていましたが、多分後方との差は1時間ほどついていたのでは?と思います


わたしは元々マラソンや山を登ったり疲れることは好きではありません‼️



残念ながら子供の頃体が頑丈ではなく小児ぜんそくだったりで、なにかしら運動はしていました(水泳だけはなんか嫌てスイミングスクールはパス←一番すすめられたけど)


そんな訳で


走るのは嫌いだけど若干速い部類に入っていたので体育祭時にリレーや持久走は駆り出される(でも真ん中よりは速いタイムなだけなので目立つ場所(体育祭やマラソン大会)で負ける笑)

普段歩くときも大抵の女子は私のペースにはついてこられません爆笑


初対面だと


『普段山は行きますか?』


答えは


『行きません』



山に関して、自分からはおこがましくて言いませんがわたし一人きりならどうにかなると思ってます

(そもそも厳しいところへは行かない)


都会の仕事を離れて群馬県の山奥にある白根山近くの万座温泉にいたころ

行くところがなさすぎて休憩時間に熊鈴借りて(なくても大丈夫だけど念のため)白根山まで歩いていったり


沖縄県は西表島にいた頃は同じく休日行くのは海を渡って石垣へ買い出しかマングローブをカヌーするか海をシーカヤックするか農道を歩くか


それは趣味でもなんでもなくて他にすることがなかったからだけど

もともと自然のなかをひとりで行くのはすごく好きな時間でした

(せっかくの沖縄なのに残業ばかりだったしとにかくぼーっと沖縄を感じたかった)


集団で歩くことは沖縄から帰ってきてからの仕事でしばらく、都内の小学校の中に設置されている

放課後スクールで指導員


していて、年に三回一年生から六年生、たまにやっかいな保護者60名程を引率しながら東京タワー足で昇ったり上野で七福神巡りしたり幕張行ったり


きっとそれもいつか役にたつ日が来るか…な?



前置きが大峯から外れましたが

人生はなにがどこで役にたつかわからない

どんな経験も無駄になることはないんだなーと改めて思います


場面は先程の深泉宿からの帰路に戻ります


後方が離れているので、個人的にはペースを気にせずに進めることに

不謹慎ですが最初は気が楽になりました


本来のわたしは何事も自分のペースで好きなように進みたい派だから

(お仕事ではそうはいきませんが)


だから行きに列が崩れてしまうからと気写真を撮ることを一応我慢してました。

何枚か撮れて嬉しかったです


同時に日が暮れてくるのに後方は大丈夫なんだろうか?

(もちろん後方は先生方やベテランがいるから大丈夫なはずなのですが)


当たり前だけれどもここは山⛰️

何が起こるかわからない

(特に日が暮れてから)

熊🐻だって出るかもしれない


そして思いました

あー私はただ参加しているだけで

もしかしなくても誰の役にもたってない⁉️

(もちろん立場上はとにかく無事に帰ることができればそれでよしな立場)


急に後方が気になると

かすかに声は聞こえます…

が、姿は見えない…

たぶんこちらはゆっくり進んでいますが

一時間半間がひらいていそう…


そしてこちらも…


どんどん前を行く人もいれば

トイレが限界の人

足が痛い人

(私は一週間前にかなりな衝撃を受けた打撲により右足膝下が紫色にはれあがっていましたが特に支障なしでした)




たった7人でもペースは揃わない


一人で行ける場所じゃないから

古からの修験の場所だから

生きている間に一度いってみたかったから

あたらし屋さんのご飯をまた食べたかったから

去年メンバーと一緒に過ごすことがとても楽しかったから


だから来た今年の大峯修験ワーク


わたしはなんとなく7人の中の後方でのバランスをとろうと思い後ろのほうを歩いている…



前を行く4名(くらい?)から


『こっちじゃなかったみたいだから、そこを右に行ってー‼️』


との声がびっくり


え⁉️


一本道では…❓


そして、本当に右に曲がっていいの?

何が根拠なの?誰を信用していいか、言葉が悪いけど自分を含めて本当に素人ばかりのメンバーだから


『ほんとにほんとにー⁉️』


と、聞き返してみた(悪気はないです。ただ時間が時間なのて間違えていたらニュースものだから)えー

それに、わたしはその違っていた道を実際は見れなかったから正直わからない笑


だってもしも違ったら?

既に時刻は16時半を過ぎている…

(たぶん17時頃…)




先頭にたって歩く


って、放課後スクールの遠足時に頭の回転が速い一番の問題児(あっちフラフラこっちフラフラとふざけたりするので首根っこを掴んでないと(実際にはそんなことはしません。表現として&私はその子のことが一番記憶に残っているし元気でいてほしい&お父さんと同じ東大受かるといいねと願っていますニコニコ))

としっかりした子の列の先頭にして、その前を私が行くパターンばかりだったけど、それは毎回きちんと経路を確認して覚えていたから不安はなかった


右矢印駅での乗り換えが一番スムーズかつ一番混雑しないとか、歩道が広い道やなるべく信号を渡らないで済むようにとか、夏なら日陰を通るようになど


釈迦岳は私も含めて全員初


見渡すと木に赤いテープ

見覚えのある写真に納めたかった風景や木のオブジェや障害物


だから、多分大丈夫


先頭にたつと

(だいたいものの20分位かな?)

後方がよくわからない


でも、正しく進まないと全員言葉通り路頭に迷う

人任せはだめ

責任を持って前へ進む

放課後スクールの私にとっては苦痛でしかなかった年三回の遠足を思い出してました

(今では大人になったら行かない場所ばかりだったので良い思い出です)


だから、今歩いているこの大峯の道すがらも一生忘れないのだろう


途中で分けてもらったキャラメルとミニゼリーに力をもらい休憩しながら進んでいく


不安よりもなんだかこの7人で歩けて楽しいというか、なんだか心地よくなってくる

(心地よくなかった方いらっしゃったらごめんなさい)


最後にこのメンバーで歩けてすごく貴重な体験もできて心から感謝


20分ほどだったか

前方に人影が


朝の運転手さんの姿が泣くうさぎ

嬉しくて両手を振り上げましたスター


良かった

無事にまた帰れるんだ

(これは少し大袈裟だったかも)


ここまでで約9時間

お腹も空いたし

トイレも我慢してる

(ここまでお手洗いに行かないのは人生初)

朝は5時半少し前に宿を出発

8時よりは前から登頂開始

現在17時をまわっている

2Lあったポカリスエットも僅か

お弁当も残っていない


運転手さんの姿で全部大丈夫な気持ちになりました


その後30分ちょっと歩いてスタート地点の入口に到着





少し後に峯龍先生が戻り一安心


全員無事にどうにか完全に日が暮れる前に到着


で、思いました


多分帰りの山道は真っ暗になるのでは?


先程の地元の運転手さん(お名前ききそびれています真顔)がさすがのドライビングテクニックで21時より前に宿に到着


そんな時間なのにあたらし屋さんは晩御飯を用意してくださっていました


宿と行者さんの関係は

一般のホテルのお客さんとの関係とは違うのもわかりますが

私も一応3つのわりと大きめなホテルで働いていたことがあるのではありますが

ものすごく『在り方』に違いがあって

どちらが良いもなにもないですが

今のところ『あたらし屋』さんが私の中の一番のお宿ですニコニコ


なによりもあたらし屋さんの皆様が嫌な顔ひとつせずに


『おかえりなさい』


と迎えてくれること


運転手さんも頑張って運転してくれること、迎えにきてくれることも


峯龍先生達がこれまでに築いててくださった信頼感からだと感じました


コツコツ続けること


先頭にたつこと(もちろん後方もな

のだと思います←後方にいったことがないので実際の感覚は自分ではわかりません)は皆の命を守ることと思った長い二日目でした

 

経験に勝るものはない

いつか本当の意味で

安心感を持って先頭にたてるように


続きます