お正月のNHKドラマ 「富士ファミリー」
昔から、木皿泉さんの脚本はなんか普通のドラマと違って淡々と流れる日常に含まれたファンタジーやゆったりした時間の流れ方の演出が好きだったんですが、
(「すいか」とか「野ブタをプロデュース」など最近では「昨夜のカレー、明日のパン」)
このスペシャルドラマも、淡々と続く日常の中に生きる私たちの悩みや葛藤、幸せを描いていて、いいドラマでした。
特に木皿さんの作品はストーリーに乗せて出てくるセリフがすごくいいんです
「わたし何の役にも立たなくて、価値もなくて、みんなに迷惑かけるだけなのに、ここにいていいのかな?」という問いかけに
「人に迷惑かけるだけの存在でもいてもいい。ここにいる意味がなにかある。ていうか、もういるじゃん。」とか。
「大丈夫じゃないときは大丈夫じゃない、っていう。」とか
「転がり続けて変わってけばいい。」とか
わたしが最近ずっと考えてるようなことを、ドラマというエンターテイメントにちりばめつつ表現されていて、すごいなあと思いました。
ドラマの内容としてもとてもじんわりほっこりしました
ロケ地として出てくる場所の富士山も綺麗でした
