虫歯を削らずに銀歯で覆う | 松枝悠希のABC

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EpisodeⅡ
作品制作と日常のことなど

天気を見ながら屋根を作っています。

 

先日の雨の日に、アトリエが雨漏りしました。

 

雨漏りは初めてではなく、2年くらい前から漏れていました。

 

ほとんど気にならない程度だったのですが、どんどんひどくなってきて…

 

これは確実に悪化している、こりゃまずい。ということで雨の日に屋根に登ってみました。

 

雨漏りがひどい箇所の真上の屋根では大きな水たまりができていました。

 

本当は流れなければいけない場所なのに、水が溜まっています。

 

屋根が微妙に凹んでしまっているとようで、仕方ありません。

こればかりは直しようがない。

 

ただ、それでも最初の頃は雨漏りしていなかったので、なんらかの変化があったのだろうとようやく真剣に調査することにしました。

 

 

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この一面に水が溜まっていました。

 

塗装が消えてしまって、錆びてますね…

 

今回、屋根の上に屋根を作っていますがそれは暑さ対策の日除けの屋根です。

雨漏りをどうこうしようという考えはありませんでした。

 

ただ、その日除けの屋根を作ってしまうと、元々のこの屋根のメンテナンスがものすごく難しくなってしまいます。

雨漏りなんて直せなくなってしまう…

 

こりゃいかん。

 

順序が逆だったな…

 

ということで雨漏りの原因を探ります。

 

屋根の上をきれいに掃除。

 

長年降り積もったゴミや泥を除去。

 

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あった。

 

枝豆くらいの大きさでした。

 

それも2箇所ほど。

 

釘やネジの穴ではなく、錆が進行して開いたように見えます。

 

こんな穴が空いてたら、そりゃ雨漏りするよな…

 

ましてやこの場所、水が溜まる場所だもんな。

 

 

 

 

 

 

 

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ということで、応急処置。

 

グラインダーで錆を落とし、

 

 

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コーキング剤で穴を埋める。

 

他にも屋根と屋根のつなぎ目も怪しかったので、コーキング。

 

 

とりあえず、これでいい。

 

 

でも、このまま放置すれば錆は進行します。

 

数年後にはもっともっと大きな穴が開く可能性があります。

 

このまま日除けの屋根で塞いでしまってもいいのでしょうか?

 

ダメです。

 

いつか必ず穴が開くような状況を放置して、その上に頑丈な屋根を作ってはいけません。

 

虫歯を削らずに銀歯で覆うようなものですねw

 

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ということで、急遽予定変更で屋根を塗ることに。

 

タイミングよく天気も味方してくれたので一気に作業しました!

 

午前中にケルヒャーとブラシで屋根を洗浄。

 

昼休みがてら屋根を乾かして、午後から錆止めペンキをペタペタ。

 

念入りにこってり塗りました!!

 

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こんな感じ。

 

かなりしっかりしました!!

 

これで一安心、この上に屋根を貼っていきます!