心に余裕がない人には杖が必要です
私は組長(俳人夏井いつき先生)の蒔いた俳句の種を見つけました。この夏が来れば丸一年、閉ざしたままの両親の記憶、止まったままの悲しみ、そこにあった確かな愛情を見つけられた、俳句は人生そのもので、季語は人生を鮮やかに尊いものに変える力がある。この杖は時に太く、時に細くでも決して折れることはない。弱い自分を認め人と比べることなく優しい気持ちを育ててくれる。希望のともしびが消えそうでも焦らず静かに今はただ凪でいよう。大切な人を、自分を抱きしめよう。イライラしてるときは、私イライラしてるなと頷こう。それでいいそんな時もある。心に自分の杖を、微かな音に耳を傾けて

そぼ降れど耳を澄ませば雲雀笛