【恋愛遍歴 4話】恋も仕事も失い停滞期突入
8年間、都合のいい関係を続け、
最終的には「もう会えない」と
あっさり振られたわたし。
結局、選んでもらえなかった。
そして、同じタイミングで、
幼稚園の仕事を退職。
30歳を目前に、
大好きな彼も、仕事も
失ってしまったんです、、
少し話は変わりますが、
私には１つ年上の姉がます。
昔から、
どんなことも姉には敵わない。
ケンカをしたらいつも泣かされる
運動も姉よりできない
どれだけ頑張っても姉より成績は悪い
自由奔放で自己中なのに、
なぜか、友達が多い。
そして、
私より姉の方が母から愛されている
そんなふうにも感じていました。
そんな姉のことが幼いときは
すごく嫌いでした。
でも、自分に自信がなかった私は、
いつも姉の真似ばかりしていたんです。
好きになるアイドルも
着ている服やカバンも
なんなら、高校までも一緒。
姉と一緒なら、
親も安心できるし笑われない
そんなふうに思っていたんですよね。
（笑ったりバカにするのはいつも姉です）
そんな、真似ばかりしていた私が、
唯一、自分で決めたこと。
それが、
保育士になることだったんです。
親に伝えたときは、
「先生なんてできるの？」と反対されましたが
自分でも驚くくらい意思が固かったんです。
そして、その夢を叶えることができて
本当に嬉しかったんです。
（厳密には幼稚園教諭になったのですが）
（幼稚園の先生だった頃のわたし）
子どもたちは、みんな可愛くて
一人ひとりの成長を感じられるのも嬉しくて
子どもたちと笑って泣いて怒って、、
そんな時間が楽しく毎日が幸せで、
幼稚園の先生という仕事が
本当に大好きでした！
でも、働いていくうちに、
人に迷惑をかけないように
嫌われないように
ダメな先生と思われないように
そんな考えが
どんどん強くなっていきました。
変に悪目立ちしないように
無難にこなしていく。
とにかくどんな仕事も、
先輩よりも先に自分がやる。
本当はこうしたらいいのに
本当はこんなことしたい
そんな想いがあったとしても、
先輩たちにどう思われるか
なんと言われるか、、
それが怖くて、発言することも、
挑戦することもできなかったんです。
年数を重ねるごとに
人付き合いはどんどん上手くなっていって、
先輩からも後輩からもしたわれて
人間関係は良好。
よく気がついて
仕事も早いと評価を受け、
〝いつも笑顔で、元気で明るい先生〟と
たくさんの人から言っていただけるようになったんです！
すごく嬉しい反面、
ダメな自分を隠して、
人に意見を合わせてばかりいたから、
苦しくなってきたんです。
なんとなく生きづらい
なんだか心から楽しめない
そんなふうに感じて
大好きだった幼稚園を退職し
することにしたんです。
28歳という結婚適齢期。
周りの友達はまさに結婚ピーク。
そんな中、
彼も仕事もない私。
友達の結婚が嬉しいはずなのに、
全力で喜べない自分もいて、
寂しさと惨めさと嫉妬で
心はぐちゃぐちゃなんだけど、
笑顔でいることしかできなくて、、
今思えば、気持ちを溜め込んで、
心も身体も不健康だったんですよね。
生理不順が続いて
過去一、肌はボロボロ。
メイクも決まらない。
女としての魅力はゼロ。
負のオーラを放ちまくっていました。
この頃は、鏡を見るのも辛いくらい
本当に自分のことが嫌いでした。
〝私は生きている価値なんてない〟
そんな風に思っていたくらい辛かったです。
でも、そんな中、
友達がそばにいてくれて、
励ましてくれて心が元気になっていきました。
大丈夫。
まだ、生きていける。
そう思い、また、
一歩ずつ前に進むことができたんです。
企業の受付事務という
新たな仕事が決まり、
婚活もまた再開。
毎週のように、飲み会へ行き
婚活パーティーにも参加して、
友達にもひたすら紹介してもらう日々。
数えきれないくらいの男性と出会いました。
さてさて、次に出会った男性は、、？！
