「瞽女の啼く家」(岩井志麻子)岩井志麻子の岡山もの。もうその時点で、きょうてぇ。(怖いの岡山弁)しかも、瞽女(ごぜ)の話とくれば、当たり前にきょうてぇ。因果を含んで生まれてくる子供たちは因果以外のなにもかも含んで生きていきいく。岩井志麻子のきょうてぇ話は寒気ではなく、生温い風の、目もくらむ昼日中が怖い。闇夜の寒さでなく、なまくぬるい、息遣いが後ろから気配だけを届けてくる。怖いというより、「きょうてぇ」という言葉が本当にしっくりくる。【新品】【本】【2500円以上購入で送料無料】瞽女の啼く家 岩井志麻子/著¥1,470楽天
「約束の海~エルトゥールル号物語~」を聞いてきました。2月21日に、タイトルの落語、初披露だということでいそいそと遅れたバレンタインチョコ片手に、行ってきました。独演会というのはその人のファンが多く来ています。落語で伝えたい思い2「約束の海~エルトゥールル号物語~」という創作落語です。この落語で伝えたい思いは1弾目が「知覧特攻物語」です。二つともすごい題材を選んでると思います。私は、いわゆる新ネタをおろす日というのを見たり聞いたりするもの初体験なので、すごい驚きました。姿を見ただけで、どれだけ神経削って作ってきたかがわかるほどでした。エルトゥールル号を簡単に説明しますと、これは1890年(明治23年)に現在の串本町沖で、トルコの軍艦が海上で台風にあおられ遭難し500名以上の犠牲者を出した海難事故です。樫野埼灯台にたどり着いた怪我人とももちろんことは通じず、それでも通報を受けた大島村(現在の串本町)総出で救出と開放しました。生存者は69名。折からの台風で漁にもでれず、食料の蓄えもなかった大島村の住人はそれでも献身的にこの69人を助けました。トルコではこのことを、小学校の教科書に載せています。その結果、トルコと日本におこった奇跡の交流を新作落語にされていました。いっぱい、泣かせてもらいました。人と人の奇跡だと言いますが、誰かを助けたい、命を助けたいということがこの、交流をつなぎました。今日は3月11日。ひたすら自分にできることを続けることしかできませんが、誰もが命を大事にできる世の中であってほしいと思います。落語が終わった後に、お食事に誘われました。楽しかったです。予定人数私のために一人増やしてくださったそうで。いろいろお話で来て楽しかったです。落語はまた明後日、天満天神繁昌亭の昼席に行く予定です。ちなみに、今日は病院です~。
「謎解きはディナーのあとで」(東川篤哉)まぁ、人気作だし、ドラマ化もしてたし今更ですね。ドラマの方を珍しく先に見ました。姪っ子に付き合って。ドラマの感想が「衣装がぺらいなぁ…全然金持ちに見えない。」でした。その時に思ったことは、原作まだ読んでなかったので、美人だけどお嬢様って感じの人じゃないよなぁ…というのが印象でした。で、原作読んでぴったりな配役というか、ドラマは忠実だったんだなぁ・・と思いました。さて本の感想。「刑事が事件の内容ぺらぺら喋って、それを現場を見てない(たまに見てる時もあるが)執事が謎を解く」といわゆる「安楽椅子探偵型」のものです。まず、ぺらぺら喋ってはいけないとか言い出す人は、読んでも見てもいけません。そういうものなんです。ユーモアミステリー。フィクションですよ?ま、感想としてはミステリーは予想通り軽いタッチでこれはこれでいいとおもう。もともと、そこをポイントに書かれた作品だから。で、個人としては「こんなん(私の中では)毒舌のうちにはいんねぇよ!!」毒舌ってのは、わんわん泣かされるくらいのものを、個人的には所望します。(まて最後にこういう話を読んでて思うんですけど麗子に影山をクビにする権利ってないんですよね。「お嬢様」が雇ってるんじゃなくて、「父親」が雇ってるはずだから。麗子が雇ってるんなら、「クビよ!」にも納得するんですけれど。そういう、変なところが気になるのは私の癖です。