次女さん
3月10日
19歳になりました。
第一条
今日は最良の一日、今は無二の好機
妊娠4ヶ月に入った頃かな?
見つかった胎児の異常
大学病院へ行くことになり
不安と痛みで辛かった日々を乗り越えられたのは
上の子2人のお世話があったおかげ
育児に追われ少し気が紛れました
そして何より安心させてくれた
かかりつけ医、産婦人科の友だちの支え
羊水は健康妊婦さんの5倍
身が引きちぎられる程の痛みとの戦い
お腹の上から針を刺し胎児の腹水検査
羊水検査に心臓の検査…
予定日より1ヶ月早く
帝王切開で出産する計画となり
3月10日が誕生日となりました。
いつ心臓が止まるか
胎動を感じないときは
お腹を揺さぶっていました
予後も大丈夫か…
色んな不安の中
たくさんの同意書にサインしました。
私の妊娠が役に立ちますよう
医学の発展を祈り続けています
沢山の医師や看護師に囲まれての手術
まずは下半身麻酔で
胎児の腹水を抜けるだけ抜きました
麻酔をしていない胎児は
きっともの凄く痛かったはず
おへその周りは針を刺した跡だらけでした
そして切開し誕生
産声が聞こえない…
しばらくして
か細い泣き声が聞こえた時は本当に嬉しかった
唯一楽しみにしていた「性別」
医師に囲まれて見えなかった赤ちゃん
そばに居た看護師さんが何とか見てきてくれました
「女のお子さんですよ」
そして直ぐにNICUに運ばれて行きました
お母さん眠りますか?
そう医師に言っていただき
全身麻酔に変えてもらい
目が覚めた頃は薄暗い個室で管だらけでした。
私が先に退院
面会は予約制の20分
毎日、上の子2人を連れて面会に行きましたが
NICUに入れるのは私のみ
NICUの世界は言語化できません
ただ…みんな良く頑張ってる
面会中2人は大人しく待っててくれました。
退院は4月2日
私の戸籍上の誕生日でした
10歳を迎えるまで
毎年、大学病院への検診
検診は卒業しましたが
毎年通っていた方が安心でした
胎児水腫との診断で
もう19歳
吹奏楽部
いくつかある私の転機
『今、明日は何が起こるか分からない』
一瞬一瞬を大切にする
後悔を一つでも無くす
娘のおかげで
第一条を学んでましたね
18歳の頃