こんなブログを開設しておいて、ですが、
私は自分が虐待を受けた認識は、つい最近持ちました。

そして、軽い方の虐待であったことを、とても幸運に思っています。

ニュースには、小さい子供が虐待で亡くなったニュース、大怪我をしたニュース、食事も与えて貰えず、無視されている子供たちの事が報道されています。
本当に心が痛みます。
と同時に、うちは虐待じゃないな、といつも思っていました。


私より辛い思いをしている子供達、または過去にされた方は、大勢いると思います。
自分なんて、大した事じゃない、といつも思います。

食事は与えられていたし、殴られるのも毎日じゃない。
綺麗な洋服も着せて貰えたし、お風呂も毎日入れて貰えました。
だから私は幸せだ、虐待家庭じゃなくてよかった、と思っていました。


でもそれは間違いでした。
参観日の発表で間違えて殴られた子は、少なくとも周りにいなかったし、膝に青タンがいつもある子も、私だけでした。
私は十分、児童虐待を受けていたようでした。



私より辛い思いをされた方は、何言ってるんだ、あんたなんかが虐待にはいるのか?と思われるかもしれません。


だけど、日常的に暴力が存在し、母の思う通りの子供でないと無視をされ、父からも誰からも守って貰えない存在だった私達姉妹は、虐待を受けていた、と今は思います。

辛さの度合いは人それぞれです。もっと我慢できる子供だって、いるかもしれません。
でも私達は我慢しながらも、辛いな、話せないな、痛いな、おうちの外がいいな、と日々思っていました。
親の行動でそう思わせる事は、既に虐待なのだと思います。


もし、私と同じように、こんな程度、とかみんなも同じだろう、とか思って諦めている人がいれば、声をあげてください。
学校のカウンセラーさんでもいい、どこか、携帯があれば相談できるところに電話してみてもいい。

そのままにしていると、どんどん自分がこじれてしまって、悪い事を全部自分のせいだと思ってしまうようになります。
あなたはそうはならないで。


虐待、といえば過激な報道もおおく、小さな子の、悲劇のイメージがどうしても浮かびます。
でも、大きくなっても、それに耐える子達がいる事もどうか思い出してください。
周りのあの子は大丈夫かな?とどうか気にしてあげてください。

周りも、本人も、できるだけ早い認識と、できるだけ早い周りのフォローがあると、人生変わってくると思います。
ほんのちょっとでも、辛い気持ちを抱える方が少なくなりますように。