私は一人っ子です。
私が子どものころ、一人っ子はわがままな子、と言われていました。
今、考えると、
私はそのことに、すごく注目していました。
世界中の人がそう思っていると思っていました。
きっとここで、
それなら、わがままに生きてやろうじゃないか！！
と思う人もいるかもしれないのですが
私は
「一人っ子だからわがままなんだね」って言われちゃいけない！！
と、強く思いました。
私が生まれたところは、田舎だったこともあって、
母が周りの人から、
「二人目はまだ？」
「ゆきちゃんを一人っ子にするとわがままな子になるよ」
と言われていたことを聞いていたのだと思うのですが、
一人っ子はわがままな子だからダメなんだ・・・とインプットしてしまったようなのです。
一人っ子であることは仕方がないから
せめてわがままと言われないようにしないと
お母さんが悲しむ！！
そう考えたんですね。
そして、兄弟がいる友達をとてもうらやましく思っていました。
両親が仕事で忙しくて、
自分でカギを持ってる友達に
憧れていました
私はなぜか真ん中っこの友達が多かったのですが、
親が他の兄弟に注目していて、自分のことを見てもらえない・・・と
言っているのを聞いても、
私は親の関心が自分一人に寄せられているのが重苦しくて、
兄弟で分散されることがうらやましかったです。
そして、その友達からはいつも
「ゆきちゃんは一人っ子だから、いいよね～」と言われていました。
私も、友達も、
ないものねだりだったんですよね。
ずっと一人っ子ということに対しての負い目のようなものを抱えていました。
先日、「過保護のカホコ」というテレビドラマを見ました。
去年くらいに毎週やってたドラマなのですが、
スペシャルをやってたんですね。
そのドラマは、過保護に育てられた一人娘のカホコちゃんのお話なのですが、
次々と災難がふりかかるカホコの前に
亡くなったばあばが、現れました。
ばあば 「カホコは自分の一番いいところを忘れているのよ」
カホコ 「カホコの一番いいところ？」
ばあば 「それは過保護に決まってるでしょう？過保護のおかげで、後悔したこともないし、愛と夢を100%信じられるようになったのよ」
後悔したことがない、とか、愛と夢を１００％信じられるかは置いといて(笑)
過保護がいいところ？？？
え？？そんなことがあるの？？
過保護って長所って言っていいの～～～？？？
もう、目からうろこです
これまで、私の弱みだ！！と信じて疑わなかったことが
私の強みになるかもしれない！！
そう考えるきっかけになりました。
私たちの両親の世代では
子どもを心配することが
愛情のしるしだった方も多いと思います。
私の両親もそうでした。
そして、私はそれをずっと恥じて生きてきました。
私は過保護に育ったから、ダメなんだ・・・って。
でも、今の私の考え方次第で、
それは変えられることがわかりました。
過保護に育てられたかわいそうな私・・・は、もうやめることにしました。
私は、十分に愛されてきたんだ、って。
その過去の私を書き換えたら
未来の私の選択も変わると思います。
これからは、一人っ子を恥じることなく、
堂々と宣言していきたいな
と思います。
最後まで読んでくださり
ありがとうございます！！
