ズルしようとした友人に腹を立て…怒鳴り散らしていた時……
Bar の扉がバターン!と開き、マッチョマンな男達が入ってきた。4〜5人だった様に思う。
友人に腹を立てていた僕は、あまりそれに気を留めず、
友人に怒鳴っていた…
その男達は、カウンターに集まり、何か話していた様に思うが、突如散らばった。
僕は、イライラしながらビリヤードをやっていたので、周りの状況が良く把握できていなかったのだと思う。
気づくと、先程散らばった男性2人が僕の側に居た。
ん???
その男性2人は、自己紹介をし、やたらニコヤカに話しかけてきた。
あれ?ゲイ!?…と、一瞬思ったが、次の瞬間に覆った。
『君は学生だろ!?軍人になる事に興味はないかい!?一緒に僕達の国を守ろう!』
は!!!勧誘だ!!!
周りを見ると、かなり客数が減っていた(^◇^;)
そして、たまたまその日一緒に来ていた友人は、ガリ勉タイプの小柄な奴ばかり。
僕だけが体格が良かった。
そこで僕に照準を合わせたのだろう。
しかーし!僕は日本人。アメリカ軍に入れる筈がない。
僕『あら残念!ゴメンね!僕は日本人だから、アメリカ軍は無理だよ!!他当たってね!』
マッチョマン『大丈夫!学費は国が出してくれるから!大学卒業してから入隊すればいいぞ!今は約束してくれればいいんだよ!お前の体力、国に使ってくれよ!!!大丈夫!映画みたいな怖い事無いしな!安心して誓約書にサインしてくれ!歓迎するよ!!!
ん?日本人?』
だからぁ…国籍違えば無理だろって…_| ̄|○
マッチョマン2人は、何かヒソヒソ話をしていたが、急にこちらを向き、話し始めた。
『たまにいるんだよなぁ…そんな言い訳して逃げる奴…俺、たまにお前見かけるけど、日本人はいつも固まるんだよ。お前はいつもアメリカ人と一緒じゃねーか。すぐ分かる嘘つくなよ!』
オイ💢
嘘ついてると思われてる。
しかも、友人達はBarの反対側にかたまり…飲み始めていた。
そもそもビリヤードをイライラ💢しながらやっていた僕は、無性に腹が立ち、
『俺は日本人!パスポートも日本のやつ!アメリカ軍には入れない!無理なのっ!』と…
そこで友人達の方に行き、援護を頼んだ…
それが間違いだったが…
僕『俺、日本人だよなぁ!?』
友人『こいつ!ほとんどアメリカ人ダゼ!!!』
オイ💢
勝ち誇った様な顔のマッチョマンに…
僕『こいつら、俺をイジって遊んでるだけ!俺の英語、ちゃんとしてないだろ!?』
ニヤニヤしたマッチョマン『アメリカにはな、色んな境遇の奴がいるんだよ!お前は日系なのか?大丈夫。お前の英語よりひどい奴なんて沢山いるぞ!!』
食い下がりやがる…
イライラがピークに達した僕は…
僕『じゃ!ついてこい!』
といって、大学にある僕のアパートメントにその2人を連れて行き、自分のパスポートを見せた。
マッチョマン『なんだよ!ホントに日本人じゃねーか!紛らわしいな!!💢最初からちゃんと否定しろよ!!!💢』
だからぁ…_| ̄|○ 最初から否定したじゃん…
それから僕のルームメイト達への勧誘が始まったが…
皆オランダ人…成果は上がらなかった。
たしかに、当時僕は毎日のようにトレーニングジムに通い、いい身体していたのだ…と思うが…めんどくさかった。
それからBarに戻り、飲み直し…
友人達の格好のイジラレネタを提供したのだが…
一つだけ自分で気付いた事があった。
適度な興奮状態の時は、なかなか次から次へと普通〜に!英単語が出てくる。
これも、英語習得の良い勉強だった…ように思う。
そして…帰宅後気付いたが、僕がビリヤードをやる為にプールテーブルの脇に積み上げていたコイン…友人達の飲み代になっていた。
授業料か…(T . T)