私の実家から車で約40分ほどの所に、ちょっと有名な子授け神社があるとの情報を得たので、実家に帰省がてら夫と行って来ましたニコニコ音符


この日私は朝からお腹が痛くて、夫には言わなかったけどずっと脂汗を流していました滝汗←だって具合悪いのわかったら中止になりそうで…



ナビを頼りに車を走らせていましたが、民家も無いような山道をずんずん進んでゆき、不安になる私たち…


私のお腹もますます不安定にゲローガーン


このまま崖の先端にでも着いて、耳元で「死ねば良かったのに…」とでも囁かれるんじゃなかろうか…真顔と気が気で無くなった頃、ようよう旅館のような建物が見えてきました照れキラキラ



その子授け神社は、旅館の中にある小さな神社でした。

旅館はいかにも古そうな感じだったけど、あたりは木々が青々と美しく、ひんやりとした土の匂いが鼻に抜けるようで何とも言えず居心地が良く、初めて来たのになんとなく懐かしい感じがしました。


夫と旅館の庭の奥にある神社を目指しました。

その神社は存在を知らなければ通りすぎてしまいそうなくらい小さな神社で、本当にひっそりとありました。


まずは夫とお祈りを済ませて、子授けのご利益があると言う夫婦けやきをくぐりました。




その後、旅館の中にあるキューピー人形つきの絵馬とお守りを買いました。




キューピーちゃんと絵馬はもう一度神社へ行って奉納し、さらにだめ押しで夫婦けやきをくぐりました。


お守りも買えたし、2回もお参りしたし、きっとご利益があるはず…!!


気がついたら、あんなに痛かった腹痛も、すっかりおさまっていましたキラキラ


私は夫に対して、感謝の気持ちでいっぱいでした。


私の実家を何回も往復してくれていたばかりだったのに、今回は私の父の誕生日プレゼントを届けるために一緒に帰省してくれました。
その上、なかなかの回り道をして、こうして子授け神社に一緒にお参りをしてくれたことが本当に嬉しくて……



私は何回も夫に「ほんとにありがとね」と言っていました。


夫は「何が?」と真面目に聞いてくれなかったけど…


やっぱり、この人の子どもを産みたいと、強く思いました。





お腹の調子もすっかり良くなり、気分良く実家に行きました。


私の父はいつもニコニコしていて、一見優しそうに見えますが気遣いはゼロの人間で、まるで愛想がありません。
末っ子長男で、両親(私の祖父母)から舐めるように可愛がられ、甘やかされて育ったせいかたいそうわがままで、私は小さい頃からそんな父が嫌いでした。

そんな私の話を聞いていても、私の夫は父に一生懸命尽くしていました。

夫も気がつくタイプの人間ではないので、誕生日や父の日には必ずメッセージカードつきのプレゼントを送ったり、一緒に食事をするときにはお酌をしたり、その程度のことしかできなかったけど、彼なりに私の父に気に入られようと頑張っているのは見ていてよくわかりました。


そんな私の夫に対し、父の態度は頑なで、父から夫に話しかけることなど一度も無いし、目の前で寝てしまったりと自由気ままなものでした。


それでも夫は懲りずに、私の父に今年も誕生日プレゼントを用意しました。

プレゼントは私と一緒に選んだ靴でした。

私の父は山登りが趣味なので、トレッキングシューズを用意したのです。

いつものようにとりあえずのお礼だけ言う父…

私も夫も慣れっこです。


ややあって、







父「俺は足が小さいんだよ。よくちょうどいいの見つけてくれたね。」





父が、夫の方を見て、はっきりそう言ったのです。



夫の頬が緩むのを、私は見逃しませんでした。






夫「いや…ゆきさんが一緒に見てくれたので…」







夫がすごく嬉しそうで、ほっとしたようで、私もほっこりと温かい気持ちになりました照れ



私も夫も、すっきりした気持ちで家路に着きました。


二人で暮らすアパートに着いて、「今日行った神社のこと調べよルンルン」と思ってネットを見ていたら…









参拝方法間違えてた!!ゲロー







実は近くに「子持杉」という木があったらしく、それをまたがなければいけなかったらしい…チーン


しかもキューピー人形と絵馬は子どもができてから奉納するものだったらしい…ゲッソリ






参拝方法間違えても、ご利益ってあるのかなぁ…笑い泣き





結局夜は、1人枕を涙で濡らしました笑い泣きアセアセ