ちょうど1ヶ月前の満月の日 富士登山へ行って来ちゃいました~
ホントかる~い気持ちで行くって決めて、とりあえず、全て言いだしっぺにお任せにしてたんだけど、
全員適当・登山初心者・なんとかなるでしょっていう集まりだったので、ツアーの行程表もらったの3日前
ハイキング気分で行こうとしていたから、持ち物リスト&装備の記載を見て 『は?』 ってなりました
絶対的に必要なものを何も持っていない・・・
・登山靴(底がツルツルなスニーカーで行こうとしてた)→危険ですって書いてあった
・リュック(普通のデイリーユースのやつを持って行こうとしてた)→最低でも25Lくらいのって書いてあった
・防寒着(中にいっぱい着込めば大丈夫だと思ってた)→山頂付近は1、2℃って書いてあった
・雨具(安い透明なやつでいいかって思ってた)→汗が逃げないから、汗でビチョビチョになるって書いてあった
・軍手、ヘッドライト(持って行くものリストになかった)→岩場を登る、夜間は真っ暗って書いてあった
タオル、飲みモノ、お菓子類は完璧だったんだけどね~
2日前に慌てて近くのアウトドアショップへ全て買い揃えるハメになり、これがまたイイお値段
全員、靴を履き慣らす事なくまっさら、装備は全て新品 気分だけは『山ガール』
行く前に登りきったかのような満足感に浸って余裕をかましましたが、やっぱり日本一高い山は
甘くなかったよ・・・
8月13日
12:00 5合目到着
14:00 登山開始(既に標高が2,000mを超えているので、体を慣らすのに2時間は留まらないとダメらしい)
5分程 なんでもない平らな道を歩いて まさかの息切れ 先が思いやられる
20分ほど歩いて 急に激しく雨 さっそく、おNewなカッパの出番 着方にとまどい、着る前に濡れる(笑)
1時間後 子供が余裕で笑いながら登るのを見て、負けられ~んとムキになり、ちょっと早歩きをしてみたら、
心臓バクバクしすぎて卒倒しそうになる
↓16:00 3歩進むだけで、ぜーぜー登山道は大渋滞 でもまだマシ・・・山頂付近は満員電車並み
↓17:00後ろを振り返ったら雲が下に見える
↓18:30 急に晴れて夕焼け 雲と雲の間に挟まれる
↓19:00 グラデーションにテンションアップ
ここからは、更に過酷な登り坂&岩場になり、ほんと~に 呼吸するのが辛くて、吸っても吸っても苦しいし、
動いていれば寒さは感じないんだけど、ちょっと休憩すると一気に汗が冷えて、ガタガタ震えてくるし、
もう、前に進むしかない状態。。。すっかり真っ暗になって、心が折れながら、なんとか8合目へ
20:30 8合目の山小屋到着
↓これでもかって位な大盛りのカレーを食べる
フリープラン(ガイドなしで指定時間までに戻るプラン)には、このカレーと朝用の鮭弁当も付いてました
ここで、夜中から山頂目指す前に仮眠を取るんだけど、1人寝れるか寝れないかの極狭スペースで
まったく眠れず・・・
1:30 8合目出発
真冬並みの寒さ、真っ暗な登山道、さらにゴツゴツとした岩場、ものすごい数の人が同じ時間帯に
山頂を目指すから、前も後ろも隣も人だらけ~前の人が一歩進んだら進まないとぶつかる感じ
まったく写真を撮る余裕も、満月を眺める余裕もなし
↓4:30 全員無言 視線は足元のみの状態で、周りがザワザワし始める
↓一斉に早歩きになるあと少しで山頂 間に合うかギリギリな感じだったから、ここでもいいや~って
一瞬思ったんだけど、ここまで来たからには絶対山頂に行かないとって、頑張って早歩き 息も絶え絶え、酸欠で頭がボーっとしてるし、酸素を求めてるのか、あくびが止まらない
しかも山頂満員状態で、身動きが取れない背伸びをしても見えなくて、慌てて移動して、
ちょっと小高くなってる岩場によじ登って、荷物ポイーっと投げ捨てる
↓ギリギリセーフで山頂到着
初登山に初ご来光 天気が良かったのはものすごくラッキー
↓後ろには満月
ちょっと休憩して、お弁当とあったか~いうどんをモリモリ食べて下山したんだけど、
登った人が、登るより下る方が遥かにきついって言ってたのは、ホントだった~~
膝はガクガク、爪先圧迫で痛いし、太陽が近いだけに暑くて、しかも砂埃~~
もう、無理~って言いながら4時間かけて無事到着
半端ない筋肉痛に3,4日動きがあやしい人になってたけど、とってもいい経験になった
だけど、もう登る事はないと思う(笑) 富士山は、断然 眺める派がいいな