いらしていただきありがとうございます
幸縁ノ縁がわ
ゆきえのえんがわ
yukieです
よしもとばななさんの世界観にハマったのは『天国』シリーズを読んだ時だと思います。
学生の頃だったかな。
あれからもう何年経っただろう。
ばななさんの作品を読んだことがなくても
『アルゼンチンババア』というタイトルだけは聞いたことがある、そんな方も多いのではないかと思う、この作品。
ようやくご縁に恵まれ、読了。
ほんの数行で
よしもとばななワールド。
自分の周りがよしもとばななワールドの空気に変わる。
街の人たちから「変わり者」として評判の「アルゼンチンババア」と関わることになった主人公。
関わることになった経緯
関わったことによる主人公の変化
流れていく時間
どこか異世界で、しっかりと現実。
すぐ身近にありそうで
しかしどこかファンタジーにも感じる
よしもとばななワールド
世間一般の「普通」や「常識」って
一体、何なのだろう
一体、どれくらいの価値があるのだろう
そんなことを
フワフワとした雲の中で
フワフワと思い描く
「自分」が目の前のことに幸せを感じられているのなら、それが現実。
否定する理由などどこにもない。
フワフワと
しかしキッパリと。