今の自分の実力に相応しいレベルでの練習やトレーニングを行うことが成長するために重要で、レベルが高すぎても低すぎても効果が表れにくい、という言葉を目にすることがよくあります。
でも、ときには敢えて高いレベルのことを行うと、自分のレベルを引き上げることができる場合もある。
たとえば、マラソン選手が心肺機能を高めるために敢えて標高の高い酸素濃度の低い場所で高地トレーニングを行うことがあります。英語を勉強する中で、そのことを思い出すきっかけとなることがありました。
BBC Learning Englishでは、数多くのプログラムがあり、素敵なイギリス英語を聴くことができます。
語彙やフレーズを覚えたり、オーバーラッピングの練習のために聴いています。
初めは6 Minute Grammarや6 Minute Vocabularyを聴いていましたが、学ぶべき語彙やフレーズが多く登場するものの、いずれ内容に物足りなさを感じるようになりました。
そこで以前から6 Minute Englishを聴くことができるようになることが憧れだったので、今の自分にはとてもまだまだ早すぎると思いながらも、興味本位にしばらく試しに聴いてみることにしました。分からない単語やフレーズはもちろん大幅に増えるし、ナレーションの方々の話すスピードも速くなりました。でも、内容がとても面白く興味深いものが多く、気付けば7ヶ月間ほど6 Minute Englishだけを聴いていました。ただしマイペースにのんびりと、1ヶ月間にひとつのプログラムだけを何度も繰り返し聴きました。
そのため今日は6 Minute Vocabularyを聴いてみましたが、とても久しぶりのことでした。
すると、以前より理解することができるようになったことを実感しました。とはいえ6〜7割理解することができるプログラムもあれば、2〜3割しか理解することができないプログラムもあります。ただし100%のスピードで聴いてみた結果です。以前聴いていたときは100%ではとても無理だったので、スピードを落とすと音が悪くなってしまうポッドキャストのアプリで聴くことができるようになったことは、とても嬉しく感じています。
なぜこれほどまでにプログラムによって理解度に差が出てくるのかを考えてみると、知っている言葉がどのくらい含まれているかが大きく関わってくることに気付きました。英語の習得にはリーディング、リスニング、ライティング、スピーキング、すべてにおいて語彙を増やすことが何より最も重要だと言っていた方がいましたが、この7ヶ月間、Ankiに登録した語彙数は6〜700ほど増やしたことが良い効果を生んでいるように思いました。これからもAnkiで語彙習得に励み、もちろん発音を音声で確かめながらひとつずつ語彙を増やしていけば、聴いて理解することができるプログラムが増えていくと感じました。
そして、以前よりも成長を感じたのは、今の自分には相応しくない高さのレベルのプログラム、6 Minute Englishをしばらく聴き続けたことも理由のひとつとして大きくあると感じました。これからは6 Minute Englishを引き続き少しずつ聴きながらも、6 Minute Grammarや6 Minute Vocabularyもまた聴いていきたいと思います。