※多少のネタバレは、含まれますのでご注意ください
「映画が好きだ・・・」
ありとあらゆる映画を暇があれば見ている。
そんな私が、今日紹介したい映画がある・・
それが、2001年公開の映画「スターリングラード」だ
もう公開から20年以上も経つ映画であるが、
この作品の魅力は映像が美しいだとか車が大爆発するだとか
そういった派手な話でも、ヒューマンドラマ的な話だけでもないと思っている(だいぶ主観が含まれている@@;)
もちろん、人間関係や国の違いによる敵対関係など濃いストーリーではあるのだが
一番の魅力は、
羊飼いの兵士 ヴァシリ・ザイツェフ(以下 ヴァシリ)と
ドイツ軍 エルヴィン・ケーニッヒ少佐の
息もつかせぬスナイパー同士の心理戦が魅力なのだ!!
現代においても、ここまでスナイパーに焦点を当てて
スナイパー同士の戦いを描いた作品は無いのでは、なかろうか?
おっと・・あまりの映画愛に、前置きが長くなってしまったが
ざっくり映画の内容を紹介していこうと思う。
主人公のヴァシリは、幼い頃から羊飼いとして祖父に狼を狙撃することを教えられていた
まだ幼かった彼は、狼を撃つことが出来ない・・
時が経ち、ソ連軍に入ることになり戦場へと送られる
兵士として無名の彼は
銃と銃弾の供給を受け取る際、銃弾のみを手渡される(銃弾だけ渡される兵士ってどうなん・・)
当然、羊飼いで培った狙撃の腕はあるのに
銃弾だけでは何もすることが出来ないヴァシリ
ドイツ軍の待ち伏せしていた場所に向かうソ連軍
弾だけを渡されたヴァシリは「銃を・・・銃が欲しい」と打つ手がない有様・・もどかしい(@@;)
しかし、「臆病者と裏切者に情けはかけぬ!」と突撃を煽る上官!!
ドイツ軍に突撃するも、次々と味方は倒されていく
撃ち合いが収まり(ほぼ一方的に撃たれるが)
ヴァシリは、遺体の中に身を潜ませて生きていた
(彼は、運が良いのか悪いのか・・そういう場面が散りばめられています)
実はもう一人、遺体に身を潜めている味方がいた
政治将校のダニロフである
ダニロフは油断した敵の将校を狙撃するチャンスだと思い
試みるが、戦闘経験のない彼には出来なかった
技術はあるが銃の無いヴァシリ、銃を持つが技術のないダニロフ
当然、ヴァシリが代わりに狙撃することになる
ここからは、映画の数ある中の名シーンの一つであろう
ヴァシリの狙撃方法は、羊飼いとして自然を相手にしていたからなのか状況に合わせた狙撃をする
この時、戦場では砲弾の爆発音が響いていた
そう・・・爆発音と同時に狙撃することで敵にばれることなく
その場にいた将校と護衛兵を倒していった
ここまでで、だいぶヴァシリの凄さは伝わったと思う
若い割には、狙撃の腕は確かである
心は成熟しきっていないような印象で、
戦場で生き抜くために戦うような必死さが伝わる
一方、敵のエルヴィン・ケーニッヒ少佐 (以下 ケーニッヒ少佐) は、英雄となったヴァシリを仕留めるために
ドイツ軍から送られてきた狙撃の達人
カウンタースナイパーとでも言うのだろうか、要は刺客である
ヴァシリ同様、状況をうまく使って戦う
経験豊富な老兵といったところか
立ち振る舞いには余裕すら感じられる
ヴァシリとは対極的なやり方で
ソ連軍の捕虜にドイツ軍の軍服を着させて、ソ連軍に狙撃させるなど冷酷なやり口を使っているように見える
狙撃の腕が良いだけではなく、戦況を使って敵を倒す能力は
ヴァシリよりも優れている印象だ
このケーニッヒ少佐、性格は淡々としているようにも見えるが
ただ敵を倒すマシーンの様な性格だけではない
実は、息子がソ連兵に狙撃されている・・・
そのことについて、映画では深く触れてはいないが
ストーリー全体を通して観た時に
実に、真っすぐに仇を討つことへの思いを持って
戦場に立っているような力強い印象を与えられる
ウラルの羊飼いと経験豊富な少佐、境遇が違う二人の
優秀なスナイパーの対決をぜひ観てください。
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