アナウンサーを目指し始めたころに 初めて外山滋比古さんの本に出会いました。

外山さんは 話し方や言葉について とても興味深い本を書いています。

‘話す’‘伝える’職業を選んだ私にとって、外山さんの本との出会いは

それからの就職活動にも大きく影響を及ぼしてくれました。



先日、本屋さんで 久しぶりに外山さんの本を見かけました。


‘頭のよい子’というタイトルに 買おうかどうか ちょっと悩みましたが

(私自身、今のところ英才教育にはあまり興味が無いもので・・・)

ただ、こどもと話すことが どれだけ大切なのか、‘ことば’には 

どれだけの力が込められていて、こどものこころに どう影響していくのか・・・ 

面白そうなので つい手に取りました。



まだ途中ですが、驚きが沢山!そして優しい気持ちになれます。


一部抜粋します。


《心をはぐくむのは、ことばである。文字ではなくて 声のことばでなくてはならない。

 ことに、愛するものからかけられたことばであるのが望ましい。

 つまり、話し言葉がなくては 豊かな心は育たない。

 ことばを持たない子は心ももっていない。こどもにとって、

 ことばはこの上なく大切である。》



本の中には、就学前に文字や算数を教えることよりも、

心のこもったことばをたくさん子供に投げかけ、話し言葉を

しっかりとしつければ賢く育つ。ということも書いてあります。


そして話すときのコツとして、最近は早口の人が多いので

なるべく ゆっくりと、できれば微笑みながら話す。ということも。



なるほど。外山さんはやっぱりスゴイ!

創太と 一語でも多く たくさんたくさん じっくりじっくり おしゃべりを楽しんでいこうと思います。