私たちの宿があるニースの隣り街、ヴィルフランシュ・シュル・メールに戻ってきました。
ニースから車で15分ですが、賑やか過ぎるニースの喧騒とは変わり、この日の夜は、小さな港町の静かなディナーとなりました
港町だけあって、地元の魚介類をふんだんに使った南仏ディナーを振舞うレストランが、港の目の前に軒を連ねます。今日のディナーは、その中でも一番の老舗"La Mere Germaine
" 予約必至の人気店、前日飛び込みで行ったらダメだったので今日はリベンジです
海から数十センチとないスペースを利用して海岸沿いのディナーを楽しむテーブルが並びます。
これは贅沢、気持ち良さそう(テラスは取れなかったので私達は室内でのディナーです。)
鮪のタルタル さすが新鮮なマグロ、期待を裏切りません。まぶしたバジルとロケットサラダが合います
Rouget(ルージェ)と呼ばれるヒメジの一種。南仏の魚介類でよく知られるお魚。味は鯛に似ているかな。さっぱり食べやすくとても美味しかったです。
南仏といえばブイヤベース 南仏エリアに入ってからも不思議とこの名物料理になかなか出会えずようやくこの店でありつけました。本場の味は想像と違いました。ごまかしなし、余計な調味料を加えない魚介エキスそのままの驚くほどシンプルな味でした
ブイヤベースには、Rouille(ルイユ)というトウガラシ入りアイオリ、おろしニンニク、グリュイエールチーズを載せたパンを浮かべて食べます。ニンニク好きなので2片あったニンニクを全て使い切ってしまった・・
みなさん夜更けまでゆっくりするのでしょうか。
左のWELCOM HOTELはジャン・コクトーが滞在し、戯曲「オルフェ」を執筆したことで知られるホテルだそう。
素敵な雰囲気でしたが、標識のない細い路地なのでわかりにくい
この街の入り組んだ路地のことなら何でもお任せの地元猫ちゃんに遭遇
「そうねぇ、やっぱ地元の魚が一番ニャ。」
「ホテルへの帰路?知らにゃい、お気をつけて。」
こうして12日目も終了。ヴィルフランシュ・シュル・メール。こじんまりした村ですが、カラフルな建物や薄暗い小道、どこをとっても絵になる素敵な場所でした。
