フルマラソン、完走!
やってみたら、何とかなったので驚きです・・・
膝の故障で丸1ヶ月全く練習を行わずに迎えた、いわゆる、ぶっつけ本番。普通に歩くだけでも膝に違和感を感じていたので、周囲からは、42キロ走破は、無理を通り越して無謀だと受け止められていました。今でも信じられません。
↑フルマラソンのコースマップ
10月31日(日)、Marine Corps Marathon(海兵隊マラソン)の開催日。このマラソンは、米海兵隊が全面協力して開催する、参加者約2万人以上のDCの一大イベント。米東海岸ではニューヨーク、ボストンに次ぐ最大級の大会だそうです。
私は、いかにも頑丈そうなテーピングを両方の膝にがっちり巻いて、あらかじめ痛み止めの薬を服用して臨みました(男性は乳首がすれて血が出るため乳首用テープを張って保護します)朝8時Start!
市内の交通完全シャットアウト!DCの名所という名所を全部走って回れる、ランナーにとってはかなり人気の大会です
スタート直後は、なだらかな数マイルの坂。私は慎重に走ったので、一緒にスタートした主人とは、最初の1マイルにも到達しない段階で離れ離れに。お互い孤独な5時間超のランの始まりとなりました。
ジョージタウン周辺。この辺は沿道の観客も多く賑わうところです。つかの間、痛みも疲れも忘れます
でも、途中は、観客ゼロ、景色変化ゼロの、思わずリタイヤしたくなるポイントがいくつもあり・・もうそこは精神との闘い・・・
主人は、私がどこかでリタイヤしたんじゃないかと半分思いながら、(勝手に)私の分まで走ってくれていたそうです。少し後を順調に走っていましたよ!
ぐるりと回るモールは、たくさんの観客の声援で、またまた元気をもらうポイントです
途中途中に給水ポイント、Food Stationがあります。かなり体力消耗するので常にお腹はぺこぺこ状態激まずEnergy Gelやグミ、オレンジなどを頬張り走り続けます。
25キロを過ぎ徐々にペースはダウン・・。残り数マイルを残して、私の足はついに限界。「走る」というモーションを、まともに繰り返すことができなくなりました。あとは歩いてゴールの硫黄島記念碑に辿り着くのみ。 徒歩徒歩(とぼとぼ)

テーピングのおかげか奇跡的に膝は痛むことはなかったのですが、何度も足がつり、太ももから足先まで酷使する筋肉の不快感と苦痛にうんざり、ぐったり、しながらも、ゆっくりゴールが近づき・・(歩くのさえ本当に辛かった・・)
最後は力を振り絞って走り、へろへろになりながら、ゴール!ゴ~~ル!!(サッカーのアナウンサーではありませんよ~)。
ハイタッチハイタッチ
こんな感じで完走のメダルをもらいました。思わず涙がこみ上げました。が、誰も泣いてない(?)し1人だったので我慢、我慢・・。こんな大事な時に、主人はどこにいるのでしょう? (一足先にゴールして待ち合わせ場所で死んでいました
)。
無理を押してまでトライすることが必ずしも良いことではないと思いますが、昔から思い入れのある「走る」競技に参加し、しかも主人の赴任の最後の年にこの最大級のマラソンで完走できて、何にも替えがたい達成感を得ることができました。出場して本当に良かった!!
一生の思い出と宝物です
長いレポになりましたが、読んでくださりありがとうございました。
(※写真はマリンコーのサイトや去年応援に行った際の写真等を使用しました☆)