個人の絵画コレクションだけあって、こじんまりとした館内に並ぶ作品はどれもこだわりの傑作揃い。


ワシントンD.C.にある美術館「The Phillips Collection フィリップスコレクション」です絵筆びじゅつ


前回レポしたアメリカン・ブランチのお店「Scion」で食事を済ませた後訪れたのは、そこから車で数分とかからない所にあるフィリップスコレクション。


アメリカには、かつての裕福な財閥が所蔵する作品を展示した美術館が多数ありますが(さすが大国!)、ここフィリップス・コレクションを開いたフィリップス氏(1886-1966)も、祖父が鉄鋼業で富を築いた人。つまりアメリカのお金持ちきらきら(ちなみに彼の妻は画家)。そんなフィリップス夫妻の独自のセンスで収集された絵画がこの美術館の見どころです。マネや印象派、今世紀初頭のアメリカ人画家の作品が中心の近代絵画コレクションなのです(所蔵品 約2400点)。


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フィリップスコレクションは、ワシントンD.C.の中心街から少し離れた閑静な住宅街の一角にあります うっかり見逃してしまいそうあせ
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あった、あったひらめき

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館内はとてもこじんまりしています。モダンで落ち着いた佇まい。
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ここで主な作品の紹介です。


エル・グレコ 「懺悔の聖ペテロ」
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マティス 「エジプト風のカーテンがある室内」 
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ルノワール「船遊びの昼食」
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セザンヌ 「自画像」 ほか、数点。
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ドガ 「バーで練習する踊り子たち」

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ピカソ
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ゴッホ 「アルルの公園の入り口」  
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フランス旅行記で報告する予定ですが(多分・・)、南仏アルルはこの夏私自身実際に訪れた場所です。晩年のゴッホが、苦悩しながら描いたアルルの街の風景3作品を鑑賞することができましたきらきら


ゴッホ 「道路工夫」
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このほか、ドラクロア、マネ、コロー、ルソー、クールベなどがありました。と、このように、小さいながら相当の見ごたえでしたきらきら


ところが、実は、私達が訪れたときは、邸宅部分も含め館内改装中のため、残念ながら一部の作品しか観ることが出来ませんでした・・・しょぼん わーん 


2階建ですが、どの部屋も小さく大きな美術館と違って疲れることもなく1点1点じっくりと鑑賞することができるので、軽~く芸術鑑賞したい気分の時にはかなりお薦めです。改装後、ぜひまた訪れたいと思います。   


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また、NYにある、「The Frick Collection フリック・コレクション」も、ここと同じように、個人の邸宅を美術館にしたプライベート感覚の美術館で(フェルメールもある)、オススメです!GOOD。