ジャッキーのその後ですが、
餌は元気に食べていたし
私の顔をみるとこっちに寄ってくるのですが
なぜかその動きがたどたどしく、
足が変に曲がっているのに気付いて
折れているのかと思い、
獣医さんに連れていったところ
先天性の異常がみつかり
いろいろ検査した結果
この先長くはないだろうという診断がでました。
その場で安楽死の話もでましたが
どうしても受け入れられず、
自分のエゴだとは思いつつ
連れて帰って世話をし続けていました。
日に日に餌を食べる姿もだんだん弱弱しくなり
餌やりや清拭が終わって箱に戻すと
一人になるのが寂しいのか
すぐ小さな声で私を呼ぶので
もう箱に入れておくのもつらくなり
私の左手が空いている時間は
可能な限り手の中に抱いて過ごしていました。
呼吸はだんだん浅くなり
くちばしが自然と開き
つらそうにしている姿を見て、
自分が手を出したせいで
ゆがめてしまったこの子の命の長さについて考えて
どうすれば良かったのかと悩んだりもしました。
その日も手の中で
だんだんと呼吸の感覚が長くなり、
まばたきが減り
頭を私の手のひらにギュっと押しつけ
小さなからだをふぅっとふくらませた後、
最後はほんの微かに
ピリリリリと全身を震わせて
ジャッキーは亡くなりました。
小さい頃から動物が大好きだった私は
犬、猫、鳥、魚、リス、などなど
いろんな動物を飼ってきましたが
今まで死の瞬間を実感したことがなく
本当の意味でも
「自分の手の中で」息を引き取ったのは
ジャッキーが初めてでした。
この死を直に肌で受け止めた感覚に
ものすごい衝撃を受けて
自分でもどうしたらいいのかわからないぐらい
体全体で混乱しています。
あれからなるべく深く考えないように
毎日を楽しく
いろいろ気分転換しながら過ごしているつもりですが
今でもふとした瞬間に
左手がピリリと震えます。
なので少しお休み。
おやすみなさい。