HAYABUSA back to the earth




をみました。




平塚市博物館のプラネタリウムで7/10 まで、やっています。



これ!




http://www.live-net.co.jp/hayabusa-movie/







こどもと英語であそぼ!






2003年に打ち上げられた小惑星探査機はやぶさ。


途中、音信不通や電源が入らない、などのトラブルに


見舞われながらも、その困難を乗り越えて


無事、2010年に小惑星イトカワの岩石を地球に持ち帰りました。




ちょこちょこと


ニュースで見聞きはしていたものの、




この映画をみるまで、

はやぶさについては、




ふーん、すごいことだったんだねぇ。




くらいの感想だったのですが




見たら、号泣しそうに。




復興にむけて頑張る被災地の方々や

いま、原発事故の収束に向けて

働いている方々のこと



などを、見ているうちに、

自然と重ね合わせたり



無理に思えることを、

あきらめないこと



はやぶさプロジェクトに関わったひとたちのこと



その努力と想いに感服したり



いろんな思いがごちゃまぜになり、

涙を堪えながら、映像をみていました。



が、



そのうち、必死に耐える母の隣で

ムスコくん、声を上げて泣き始めた!



ちょうど、

はやぶさが、地球に帰還する直前のシーン

はやぶさは、無事に地上に戻ることになるカプセルを残して大気圏で燃え尽きるんですね



六歳の彼には、いろんな大変なことを

乗り越えて、ミッションをやり遂げた

はやぶさの本体が燃えてしまう、ということが、悲しかったらしいのです。



終わってからも、

わあーわあー泣いているムスコを慰めるのに、自分も一緒に泣きそうでした



日本人には、

もともと、こんなふうに、

無機質なものも含めて、

すべてのものに魂をみる心性

というのが、あるのです



わたしが泣きそうだったのは、

ムスコくんの泣いている理由が、

時代が見失いかけているその心

から来るものであったからです



便利、進歩、技術、科学…

そこで語られる言葉には、

自然に対する傲慢が含まれる。

でも、だからといって、

それらを否定するわけではありません。


我々の生活はすでにその上にあります。


得ていることも多い。



ただ、日本人が持つ、

森羅万象に魂をみるあり方というのは、


忘れないで、心に留めるべきものだと信じます。



原発のゆくえは、

どうなるのでしょうか。

電気を作る、という方法として、

原子力発電というのは、

はたして、「魂を感じる心」から、

生まれているのか。

日本人が、いま、問われていること。

原発問題については、いままで深く知ろうとしなかった自分に対しても、恥ずかしく悔しい。



HAYABUSA back to the earth

観てから、内容を超えて、本当に、いろんなことを考えさせられました。



30分号泣して、やっと落ち着いたムスコくんに、



どうして、はやぶさは燃えたんだと思う?



と聞いたら、



人間がそういうふうにしたほうが

便利だったから…?



という答え。



そうなんだよ、目的が達成されれば、

本体は要らないからね。それが一番合理的。

どう思った?



悲しかった。



悲しかったんだね。





そんな会話をムスコとしました。

自分も、悲しい、の中身をもっと掘り下げたいな、と思います。