7月1、2日の1泊2日で静岡県函南町にあるnegura campgroundへ行ってきました。最近ファミキャンの頻度が減ってきていますが今回もソロバイクキャンプ(キャンプツーリング)の旅になります。

 

 

 
 
negura campground
 

 

2021年12月にプレオープンした開拓中のキャンプ場になります。クラファンで資金を集めてプレオープンまでこぎつけたのですが、プレオープンとは思えないほどポテンシャルは高く、グランドオープンを待たずとも人気のキャンプ場になりそうな気配を感じます。

 

 

 
 
基本情報
 
東京からは約110km、高速を使って2時間程で到着します。
 

 

〒419-0107 静岡県函南町田方郡平井1689-55

 
 
標高350mほどのキャンプ場になります。エリア別のフリーサイトで料金は一人一泊1,500円、駐車料金バイク一台一泊1,000円のプレオープン料金となっています。キャンセルポリシーは緩く無断キャンセルさえ無ければ常時無料のため、ギリギリまで決行の判断ができるのが非常に有難いです。因みにゴミは持ち帰りになります。
 
 
詳しい情報は公式HP参照。
 
 
 
7月1日(金) 1日目
 

 

快晴、気温は33°とかなり高いです。

 

 
 
 
往路
 
何だかんだで久しぶりの泊りキャンプになります。本当は暑さが本格化する前の梅雨の晴れ間を狙って出撃したかったのですが天気や家の予定が合わず7月になってしまいました。荷造りや身支度をしているだけで汗ばんでくるので、今回のキャンプが苛酷になりそうな予感がしてきます。出発当日の朝、家で残っているお酒を持って行こうと思い、ソフトクーラにシンデレラフィットするはずのロゴスの氷点下パックを入れようとしたのですが何か入らず。

 

 

Mサイズがシンデレラフィットするのですが、私が持っていたのはLサイズだった事をこの時知りました。このタイミングで悩んでも仕方ないのでケーキを買ったら付いてくる小さい保冷剤をあるだけ入れて凌ぐ事にしました。

 

 

 

 

出発時間は8時半頃、渋滞に巻き込まれたくなかったのでもう少し早くに出たかったのですが予定よりも少し時間がかかりました。今日荷積はこんな感じになっています。

 

 

 

今回は雪峰祭の時に買った非セール品のActive Field Backpack L One Blackを初卸ししパッキングしました。60Lの大容量なので余裕で入る、かと思ったらコットまでは入れる事ができませんでした。それでも外付け無しでコット以外の全ての物を収納できたのでかなりスッキリした感じになっています。

 

 

 

 

近所のコンビニで冷凍麦茶を購入し保冷剤代わりにします。

 

 

予定していた保冷剤が使えなくてどうしようかと悩んでいましたが、今後は一本冷凍のペットボトルを持ち込むつもりで準備しようかと思います。

 

 

 

 

今回のルートは、東名→小田原厚木道路→箱根新道のルートになります。高速料金をケチりつつなるべく最短になるルートを選びました。横浜町田IC辺りは毎度のことながら渋滞していましたが小田原厚木道路に入ってからは快適に進める事ができました。箱根の山を登っていくと標高が上がっていくにつれて気温が下がるのが分かり、日陰を通るたびに山の冷気を感じ僅かながらの涼を楽しみました。ただ、箱根の傾斜はやっぱり厳しく、6速フルスロットルでも60km以上出ない区間もあったりして初めてパワー不足を感じました。

 

 

 

 

県道20号の熱海箱根峠線に入って広いスペースがあったので、ここでようやくの停車。景色が抜けた所があり止まって見たくなりなりました。

 

 

 

 

気付けば休憩無しに一気に箱根の峠まで走り切りました、一休みすると遠くまで来たなと実感してきます。バイクから降りると手が物凄く痺れていました、レブルは高速に乗ると振動が物凄いと言われているのですが、知らず知らずのうちに振動の影響を受けていたようです。

 

 

 
 
少し休憩したら函南の街を目指して出発します。ずっと下り道が続いて随分と高い所まで登ったんだなと思いつつエンジンブレーキを多用しながら下っていきます。平日と言う事もありスピード狂のイキりバイカーや群れた集団は殆どおらず自分のペースで運転する事ができました。到着したところは「ルピア 函南」になります。

 

 

 

先週の日焼けでえらい目にあったので、ここで日焼け止めを買っておきます。

 

 

今の腕の状態を載せてみたい気もしたのですが、流石にグロ過ぎてとても載せられる状態ではないので辞めておきます。ルピアに入っている100均で網も買おうかと思っていたのですが、暑さでバテてきて食欲がなくなってしまったので購入は見送りました。

 

 

 

 

ルピアの隣にマックスバリューも併設されているので、こちらで買い出しを行います。

 

 

が、食欲がないのでこれなら食べられるかな、と思ったものを選んで終了になりました。毎度の事ながら大した料理はしませんが、本当に暑過ぎるとその僅かな料理すらもやる気が失せてくるので、ほぼそのまま食べられる物ばかりになりました。買い出しが済んだのでキャンプ場に向けて出発します。

 

 
 
 
キャンプ場到着
 
12時頃、negura campgroundに到着です、予定ではもう少し早く着きたかったのですがまぁ仕方無しです。

 

 

 

10時からアーリーチェックイン(勝手に)できるので、空いたスペースであればどこでも利用して大丈夫です。今回予約したところは『mujina』、サイトに到着すると誰もいない。

 

 

いやー、マジで最高過ぎる。到着した瞬間、期待を裏切らない開放感でたまらずニヤけてしまいました。前々からずっと訪れたいと思っていた場所、ここで一泊するのかと思うと胸が高鳴ります。

 

 

 

 

今日のキャンプ地はここ、mujinaの角の一番景色が良い場所に陣取ります。

 

 

地面は草が少し生えていますが、ほぼ土なので汚れ必須です。

 

 

 

 

設営
 
兎に角暑いので早く設営を済ませて日陰を作りたいのですが、先に日焼け止めを塗っておきます。

 

 

 

後は喉も乾いたので早速到着の一本目を飲みます、一本目はほろよいアイスティーサワー。スノピの缶クーラーも雪峰祭で購入した初卸しギアになります。

 

 

 

日差しと暑さでかなりバテましたが、休み休みの設営でようやく完了。

 

 

正直暑過ぎて何もする気になれないです。

 

 

 
 
フリー
 
13時頃、居住スペースも完了したのでゆっくりしたいのですが、日の当たるところは頗る暑い。タープ下もこの調子だと暑いんだろうなと思っていたらちょうど真ん前の木で木陰ができ始めたのでこちらで過ごすことにしました。椅子やテーブルに使えそうな丸太がいくつかあったので、今回はこちらをテーブル代わりに使うことにしました。
 
 
 
 
あまり食欲はないのですが取りあえず何かお腹に入れようと思い、最初は冷や奴とパイナップル。シェラカップと豆腐のサイズ感が合わずモリモリな感じですが気にしない事にします。

 

 

因みに冷や奴はソフトクーラーに入らなかったのでぬる奴になっていますが、ネギまみれにして完食。何も食べたくない時はさっぱりしたもので十分でした。

 

 

 

 

この日は少し風があって日陰に居ると汗が引いていく感じでした。

 

 

すごい幸せ、贅沢なひと時に感じます。この風景、管理人さんのこだわりで見つけた場所で、駿河湾と三島、沼津の街並み、そして富士山も眺望できる場所となっています。耳をすませば鳥のさえずりと風に揺れる木々の葉音、前面には遮るものが無く、眼下に広がる自然の森とその先の街並み、遠くには海に富士山とまさしく展望台のキャンプ場になっています。

 

 

ただ残念ながら今日は富士山までは拝むことができませんでした。雰囲気はこんな感じになっています。

 

 

 

 

 

木陰でのんびり過ごしながら二本目は水曜日のネコ、ビール苦手でも飲みやすいとの事で買ってみましたがそうでもなかったです。

 

 

 

家から持ってきた氷をぶち込んだだけの冷やしトマト、どうしても冷たいものが食べたくなってきます。

 

 

 

 

 

木陰で休み休み飲み食いしていたら体力が回復してきたので、場内散策を行いました。こちらは受付の管理テントになります。まだ仮設ですがここで薪やneguraグッズを購入する事ができます。

 

 

 

受付の隣には水場があります、こだわっているだけにめちゃくちゃかっこいいです。確認はしていませんが温水もでるようです。

 

 

何気にシンクの上のバーが優秀で洗ったものを一時的に引っかけたり、夜間利用する際にライトをぶら下げるのに良かったです。

 

 

更にその隣にはトイレが男用、女用個別に設置されています。中は撮り忘れましたがウォシュレットが付いていて綺麗なトイレになっています。

 

 

 

こちらは受付がある『tsudoi』全体になります。それなりのスペースを保ちながらで6, 7張な広さな感じでした。

 

 

 

こちらは『mujina』になります。展望が良い場所は5, 6張のスペースで後方を使えば10張前後は使えそうな広さになります。

 

 

 

こちらは後方のスペースになります。

 

 

 

mujinaに一応仮設トイレと水場がありますが、私の場所からはtsudoiの方が近かったので利用しませんでした。

 

 

 

更に奥に行くと『komichi』があります、こちらは林間サイトになっていて夏場は涼しそうですが眺望は望めません。

 

 

 

最奥辺りから撮った風景です、こちらも地面は土になりますので汚れ必須です。

 

 

 

 

少し上段にも泊まれるスペースが作られていましたが、まだ開拓中かもしれません。

 

 

『kokage』もあるようなのですがパッと見つけられなかったので諦めました。

 

 

 

 

散策を終えて戻ってきたら何となく買ったシュークリームを食べます、ソフトクーラーに入れておいたのですがあんまり冷えてなかったです。

 

 

 

木陰も伸びてきて気持ち暑さが和らいだ気がします。

 

 

 

 

 

のんびり過ごしていると管理人さんが集金に来ました、その場で現金にて支払いを済ませ、合わせて薪も購入する事にしました。このフィールドでは直火ピットが設置されており、ここで直火を楽しむことができます。暑くて焚き火をする必要はありませんが折角なので直火での焚き火を楽しむ事にしました。

 

 

 

薪は計り売りでキロ100円、雰囲気だけ楽しみたいので3キロ分購入しました。

 

 

 

バトニングで薪を割ろうと試みたのですが、めちゃくちゃ硬い。ナイフがほとんど入らないので諦めて細かい薪に交換してもらおうと管理人さんに相談したら、細かい薪は無いとの事。ただ薪割り台はあるのでこちらを使ってくださいと言われたので利用させてもらう事にしました。

 

 

 

キンクラじゃないもっと大きい奴が設置していたのでこちらを使って薪を割っていきました。

 

 

薪を割っていると管理人さんとどなたかの話し声が聞こえてきました。どうやらNHKの取材クルーで富士山を拝みたいがために滞在しているようでした。撮影自体はほぼ終えているようで残りの僅かな日程でどうにかして見て帰りたいとの事のようです。何となくクラファンや地方創生の成功事例として取り上げたいのかなと感じました。

 

 

 

 

今更ですが、今回のサイトレイアウトです。直火ピットの真ん前に陣取り、丸太をテーブル代わりに利用させてもらっています。

 

 

 

テント、タープの中はこんな感じになっています。使う荷物はインディアンハンガーにかけて、カバンなど使わない物はインナーテントの中に置いてます。

 

 

 

保冷兼補水用に買っていた冷凍アクエリアスも完全に溶けていたので一気に飲み干しました。

 

 

 

 

 

水分補給したら何となく食事が食べられそうな気がしてきたので、火を起こして夕飯の準備に取り掛かります。薪と一緒に焚き付けももらったのでこちらを利用していきます。

 

 

 

 

適当にやったら鎮火しそうになったので何度か再トライしてようやく安定してきました。

 

 

今日の晩御飯は炙って食べられそうな物、と言う事でベーコンを炙ります。

 

 

 

毎度のソロキャンでこの伸縮する串を忘れてしまうのですが、網を使わずとも火を通せるのでお手軽で気に入っています。

 

 

 

この間に本日3本目のお酒、ほろよいハピクルサワー。私にはこのぐらいのお酒がちょうど良いです。

 

 

 

ベーコンは串から直接食べずにシェラカップに移してから食べました、前に軽くやけどをしたので横着は厳禁です。

 

 

因みに木のフォークはマックスバリューで貰ったフォークで今回の食事はこれ一本で済ませました。使い終わったら火の中に焚べて灰にできるのも良かったです。

 

 

 

 

日もだいぶ傾いてきました、雲が多くきれいな夕陽とはいきませんが夜が訪れようとしています。

 

 

このタイミングで薄っすら富士山の輪郭が見えましたが、それが最後でした。

 

 

 

 

夕飯最後は焼き鳥の皮になります、竹串を解いて伸縮する串に刺し直して焚き火で炙りました。ただ刺しが甘かったのか1、2個ほど落下して炭になりました。

 

 

 

 

常温で置いていたので少し心配していたのですが、調理済みだし、火を通せば何とかなるだろうと思う事にして完食しました。

 

 

 

 

後の時間は残り僅かな薪を燃やしながら、前のキャンプで残っていたお酒チビチビ飲みながら過ごしました。

 

 

スタンレーのグロウラーが氷筒代わりに良い仕事をしてくれます。バックパックキャンプでは明らかにオーバースペックなのですが、バイクでの移動で重量の制限がほぼ無くなくなったので持ち込みました。

 

 

 

 

日が落ちると気温も下がり過ごしやすくなりました。

 

 

このまま暫くのんびり過ごそうかと思っていたのですが、蚊が出没するようになり周りを飛び始めました。気温が落ちて活動しやすくなったからなのか、昼間はそれなりに風があったのですが一時的に収まったタイミングで活動しだしたのか不明ですが、虫よけスプレーの類を持ってきていなかったのでどうすることもできず、20時過ぎにはインナーテントの蚊帳の中に退避しました。





インナーテントの中は暑過ぎてもしかしたら寝られないかもと心配していたのですが、夜はちょうど良い気温で普通に寝られそうです。今回はシュラフは持ち込まず、新しく買ったシュラフのインナーシーツのみを持ってきたのですが出すのが面倒なのでこのままコットの上で寝る事にしました。暫くスマホをいじって過ごしていたのですが、眠気が徐々に来たのでそのまま身を任せて眠りに付きました。

 

 

 
 
2日目は別記事にて。