yukia meking stories here !.

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小説をupしています。
是非読んで行ってください!

Amebaでブログを始めよう!

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当時6歳の僕は、声を聞いた。 
 僕と似ている声。

「ねぇ、僕に名前をつけてよ。」

 公園中を見回したけど、誰もいない。
 公園には砂場や滑り台などの遊び道具があって、ど真ん中には大きな桜の木が花を満開に咲かせている。
 こんなに天気がいいのに、朝早い事もあってか公園には誰もいない。
 でも、確かにさっき声がした。
 誰もいないのに声が聞こえる。そんなあり得ない状況なのに、怖いとかそういう感情はなく、なぜか落ち着いた。

「だれ?」

 声をかけたらどこかから誰か出てくるかもしれないと思ったが、誰も現れず、また同じ声が聞こえた。

「君の兄。」
「兄?」
「そう、お兄ちゃん。」

 僕にお兄ちゃんはいない。
 僕は生まれたときからずっと一人っ子。
 でも、欲しいのは…。

「弟?」
「いや、僕は君の兄なのだけど」
「弟がほしい」
「ごめんね、兄で」
「弟になって」
「え、やだ。」
「なって!」
「…うわぁ、もう、涙目とかやめて。僕、涙に弱いんだよ。まぁ別に弟になってもいいけど。」

 未だに姿を現していないのに、僕が涙目だとわかっているらしい。
 だが、当時の僕はそんなことは気に止めていなかった。
 ただただ、弟ができたことが嬉しくってたまらなかった。

「いいの?本当にいいの?」
「…まぁうん。だって双子だし。」

 何を言っているのだろう。双子も何も、僕は一人っ子だ。

「双子?ぼく双子じゃないよ?」
「…そっか。知らないんだ?僕らは双子なんだよ。僕らが生まれる前、君が僕を食べちゃったけどね。」
「え!?」

 生まれる前? 食べた?

「あぁ。不思議そうな顔をしているね。僕が君に食べられたとき、ちょうど君と僕が一つの卵から別々の生命体になったときだからね。僕らは一卵性の双子ってこと。」
「……?」
「君が卵のとき、僕は卵の君に食べられたの。いや、食べられたというよりは、栄養を取られて死んじゃったって言った方が正しいのかな?ま、いずれ色々と分かるよ。で、話戻るけど、僕に名前を付けてくれないかな?」
「きみ、名前ないの?」
「うん。なにせ、僕は今、はじめて人と話したからね。公園にだれもいないだろ? 僕が君の中から話しかけているからだよ。僕は、神様の命令で、18歳まで君の中に居続けなきゃいけないんだ。ってことで、君の中にしばらくいさせてもらうから、とりあえず名前をと思って。」

 そうか、だから辺りに誰もいないんだ。
 この子は僕の中にいるから。

「何でもいいよ。できればかっこいい名前をよろしく。」

 よく聞いてみると、外からじゃなくて、僕の内側から声が響いているような、そんな感じがした。
 僕と似ている声なのに、この子の方が透き通っていてキレイな声だ。
 名前を付けようにも、アイデアが浮かばなかったから、周りを見渡してみた。
 辺りには未だ人影がなく、公園の真ん中に立っている桜が風に当たり、花びらを散らしている。

「おーい。まだ?」
「春」
「え?」
「君の名前は春。今、春だから。それに、僕の名前が秋だから。」
「春、か。まぁいいかな。そこそこのネーミングセンスだ。さすが我が弟…じゃなくて兄。あ、言い忘れていたけど、春って言ってくれればいつでも僕は現れるから。」


「春!」


 試しに呼んでみたとたん、目の前が白く光り突風が吹いた。光と風を遮ろうと、目をつぶり腕で顔を覆った。
 と、すぐに視界に桜が現れ、先ほどと同じ風景が目に映った。
 たった一つ違ったのは、桜の木の下に、ぼくと同じぐらいの子が仁王立ちしていたことだ。
 その子の外見には、見覚えがあった。

「よう、秋」


 あぁ…、僕らは双子なんだ。


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こんばんは。yukiaです。



今回は、自分がUniaという名前で活動していたときにupした話です。


文章が子供っぽくない一人称になってしまいました…。

年齢相応の言葉遣いにすると、読みにくかったんです…。

悩んだ末にこうなりました。

子供っぽくしたほうがよかったのか、未だ悩んでます…。


Uniaという名前を使っていたときに勢いで書いたものだったので、
続きが思い浮かばず、プロローグ止まりでした。

そのまま放置されて1年。

ふと読み直してみて、この話の続き書けそうかも…!と思い、

今回プロローグをupしました。


書けそうかも…!と思っただけで、まだ続き書いていないんですけどね(^_^;)



完結できた話はショートショート以外に無いので、

今度こそは完結させます!!


応援よろしくお願いします。


                      yukia