教育の目的は人格の完成である。
人格の完成を目指す「教育」は、人格の構造の「認識的領域」「神経・筋肉的領域」「感傷的領域」のすべてに作用するものである。
認識的領域ー(知識理解)ー「よくわからせる」 神経・筋肉的領域ー(技能)ー「やり方を身につけさせる」
感情的領域ー(意欲)ー「やる気を出させる」
生徒指導は「感情的領域」に主に作用することになる。
ほとんどの教師は、多かれ少なかれ「よくわからせる」ことと、「やり方を身につけさせる」ことは行っている。
しかし、「やる気を引き出すこと」についてはどうだろうか。
もしかしたら「私たちは、子どもにやる気を出せということを耳にたこができるほど言って、やる気を引き出そうとしている。」というかもしれない。しかし、それでは、子どもたちのやる気はでない。
「やる気を出してやれ」と教師が子どもに指示したら、それは子どもたちにとっては「やる気をもってやらねばならない」という理解になり、認識 的領域(理解)へアプローチしたことになるが、感情的領域(意欲)へはアプローチしていないことになる。
そんなことは分かっている。
という声が聞こえてきそうだが、「やる気を出しなさい!」という言葉をいつの間にか無自覚に発していないだろうか。 周りから聞こえてこないだろうか。
指導がうまくいかない時ほど、3つの領域にアプローチしているかを振り返って見る必要があると考える。