最近
「OS技研のクラッチでディスク幅(摩擦材の面)が少なくなった!」
「コストダウンをしているのですか?」
って言うお問い合わせをよく耳にいたします。
ホント、皆さん良く見られていますねー
確かに、ディスク当たり面の幅を狭くしているのです。

でも、コストダウンではありませんよ。
型を変えたり、内側を削ったりすることによって、むしろコストアップなのです。
ではなぜにコストアップさせてまで狭くするのか?
まず、一番の理由は面圧の問題です。
クラッチを切ってないとき(ダイヤフラムスプリングによって、ディスクがフライホイールとプレッシャープレートに挟まれている状態)は、ディスクは強い力で挟まれています。
その時、ディスクの当たり面を狭くすることで、面積当たりの加重を大きくして耐トルク性能の向上を考えています。
後、シンクロへの影響をできるだけ軽減するために、ディスク自体の軽量化もはかっています。

当たり面幅の変更は、純粋にクラッチの性能を上げるための変更なんですよ。
弊社は、技術的な事には非常に貪欲なので常にバージョンアップを行っています!

私的には、製造もしているのであまり設計変更が多いと大変なんですが・・・
でも、社長に「性能を良くするためじゃー」って言われると、言い返せません。 ハイ