私の、アメリカ行きを阻む、最後の儀式「魔の入国審査」です。
(写真撮って良いか判らなかったので、今回はイメージ画像です)

実は三年前、このLAXでの「入国審査」で・・・・・

私は生粋の岡山人なので、英語はとても苦手です。
それまでも「入国審査」は苦手だったのですが、その事件以後は、トラウマになってしまいました。

その事件とは、入国カードに記入漏れが有ったため、怖い入国審査官に「もう一度、列び直してきなさい!」
(もちろん英語ですが、こんな時だけ解ったりします)的な事を言われて入国が、一時間以上遅れたことです。

確かに、記入漏れが有ったのは、私が悪いのですが・・・

英語がわからないとわかると、「しょうがないなー」って感じの険悪な顔で、きつい感じで怒られてしまいました。

ホント、もう泣きそうでした。(今、思い出しても怖いです)

他の、入国審査官さんは、そのカウンターで書き直してもOKなのに、なぜ私だけ列び直さなければいけないのか?

その上、「超」上から目線で話をしてきます。当然、英語しかわかってくれませんし・・・・


それからと言うもの、入国審査に列んだら、前の人たちの言動&行動を完璧に観察することにしてます。

まずは、カウンターにパスポートと入国審査カードを出します。
パスポートと顔を見比べながら、
「Can You Speark English?」
って言われるので、自信を持って「No」って答える。

入国目的が、ビジネスにチェックしていると
「どんな仕事をですか?」って感じで英語で聞かれます。
(答えは、各自考えておいてください。)

短期間の入国なら入国カードに、ビジネスのチェック入れないほうが良いって言われます。
その場合は「サイト シー」(観光)って」ことになります。

次に、顔のチェックです。デスクに付いている、カメラの方を向けって言われます。(これは身振り手振りで理解できます)

でも、ここが注意です!
メガネをかけている人は、メガネを取らなければなりません。気をつけてください。

次に、指紋のチェックです。向かって左側に指紋をスキャンする装置があります。ちなみに、これも身振り手振りでわかります。

まず、右手の親指を除いた四本指です、次に右手の親指、左の除いた四本指、最後に左の親指なのですが、今年は右手の親指を除いた四本指しかスキャンしませんでした。
(入国回数や、時によって違うのかもしれませんね)

次に、滞在日数を聞かれますので、これも事前に数えておいてください。(私の場合は、10daysって答えました)

一番重要なのは、入国審査カードの記入忘れや、記入ミスです。

上の、部分は旅行会社が記入してくれているのですが、一番下にサインの欄が有るので必ず記入しましょう。
これは、何度も見て確認しておきましょう。

順番は、多少変わるかもしれませんが、だいたいこんな感じです。
稀に聞かれた事が有るのは「USAからまた違う国に行くのか?」ってことぐらいですかね。
大体、これでパスポートにハンコをついてくれて「OK」です。

「サンキュー」って言いながら、前に進んでいきます。(この儀式が済むと、ほっとします)

が、しかし この魔の儀式が今年は全く違いました。

手順などは一緒のなですが
「Can You Speark English?」
って言われたので、自信を持って「No」って答えたら

な、な、なんと 「ダイジョウブデスヨ!」って答えが・・ 
ええええ でも、私は頭が「英語モード突入です」、英語にしか聞こえない感じです。

審査官「オシゴトハナニデスカ?」

私「オートモービルパーツセールス!」って、完全に英語モードです。

審査官「ドンナ パーツ ウッテマスカ?」

私「レーシングクラッチ&LSD」

審査官「LED?」

私「No! No! LSD」
しまった!、知人からアメリカではLSDは一般的では無く、LSDって言うと麻薬って意味になるので、あまり使わない方がいいよって言われていたのを忘れてました。

私「デファレンシャル ギア」って速攻言い直しました。
危ない 危ない

審査官「Oh OK OK」って笑っていたので、一安心です。

審査官「ドコニイキマスカ?」

私「ラスベガス オートモービルパーツショー」

審査官「SEMAショーですね」

私「yes」

審査官「ナンニチカン タイザイシマスカ?」

私「10days」

審査官「シゴト ガンバッテネ!」笑顔で

私「Thank you!」

日本語で言ってくれているから、日本語で答えて良いのに、完
全に暗記してた通りの英語しか出て来ませんでした。

でも、車が好きなおじさんらしく、とてもフレンドリーに通してくれました。
いつもは、魔の儀式なのに今回はとっても心があったくなりました。

税関の人も、日本語が喋れてスムーズに空港から出れました。

いつもこんな感じだった良いのになー