春馬くんがこの世界から旅立って一年が経ちました。
春馬くんが残した作品、その人柄
作品の裏側で見せてくれた表情
出会って来た方々との温かなエピソード
思い出
そしてその胸に静かに燃える魂
全てが今もまだ
春馬くんを想う人達の心の中に
鮮明に生きています。
『滝の音は 絶えて久しく なりぬれど
名こそ流れて なほ聞こえけれ』
百人一首の和歌を思い出しています。
意味は
滝の流れる水の音は聞こえなくなってもうずいぶん経つけれど、その名声は今も流れ伝わって、人々の間でなお語られている…
まさに春馬くんのことを言っているように思います。
きっとどんなに時が過ぎても
私たちの中から「三浦春馬」の名前が、その存在が消えることは決してないでしょう。
そして人々の口から口へ
残してくれた作品や思い出
そこに込められた想いが
語り継がれていくことでしょう。
***
春馬くんが成し遂げようとしたこと、それは
文化・芸術で人の心を結びつけること。
人々の想像力を豊かにし、いがみ合い・競い合いの世界を思いやりと慈しみに溢れる世界に変えていくこと。子供たちが笑ってご飯を食べられる平和な世界を築くこと。
そして「温故知新」ー
古きをたずねて新しきを知る。
自分自身が生まれ育った場所に伝わる古き良き伝統・精神を学び直し、新しい時代に生かし、新たな価値を創造していく。
そういうことだったのではないかと思います。
「想像力」と「創造力」を追究し続けた彼の生き方を顧みると、今の時代に足りないもの、人間として失ってはいけない感覚を、教えてくれているように感じます。
これからも春馬くんは希望です。
今日の空のように真っ青で
澄みきった清らかな心を
思い出させてくれる存在です。
春馬くんへの感謝と
そしてわずかでも春馬くんの想いを未来へ繋いでいく行動を、自分もしていきたいという気持ちで
これからも生きていきます。
***
過去(昨年10月)の記事ですが今も変わらない想い、
再掲します。
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もうあれから3ヶ月が経とうとしてるのに
時間薬はなかなか効かなくて、時が経てば経つほどあの笑顔が恋しくなっています。
無邪気に笑う声。
びっくりした時、感動した時の、まんまるの目。
全部愛しい。
さみしくて
春馬くんの作品、映像、写真を見るけど
見れば見るほど会いたくなります。
ただ
バラエティやトーク番組、せかほしを見ていると
春馬くんは本当に楽しそうに笑っていて
はしゃいでいて
ドラマや映画ではどんな役も自分のものにして
輝いていて。
春馬くんの人生は、たくさんの良き友人・先輩・後輩に恵まれて、たくさんのかけがえのない作品・モノと出会い、感動と喜びと幸せがいっぱい詰まっていた人生だと私は思います。
もちろん苦悩の日々もあったかもしれない。
人知れず悩んだり泣いたりしたかもしれない。
誰にも打ち明けられなくて、、
辛かったかも知れない。
だけど私たちに見せてくれた笑顔は本物だった。
彼が自分のことを、夢を、未来を語る時の
心のこもった真っ直ぐな言葉は本物だった。
まるで自分の幸せを、分けてあげるかのように
喜びを共有せずにはいられないかのように
周りを慈しむ人
彼はそういう人だと思う。
慶太パパが言っていたように
人を笑顔にする才能を持って生まれた人
だからみんな春馬くんが大好きなんだ。
だから私は彼の30年の人生を
三浦春馬という人間の人生を
あらゆる賛辞をもって讃えたい。
もちろん、もっと生きて欲しかったという思い
なぜ救ってあげられなかったのかという思いは
消えないけれど。
・・
2011年放送のドラマ「陽はまた昇る」。
震災のすぐ後のドラマで、このタイトル。
深々の意味があると感じた。
そして主人公の宮田英二を演じるのは三浦春馬。
サムライハイスクールを見た時、ただのイケメン俳優ではないと思った。
いつか大河をやるだろうと思った。
いつかではなくすぐにでも必ず。
あの三浦春馬が、今度はどんな演技を見せてくれるのだろうと、期待に胸が膨らんだ。
佐藤浩一さんと、回を追うごとに築かれていく信頼関係。様々な葛藤の中で、前を向き、もがくことをやめないがむしゃらな強さ。
どんどん引き込まれていった。
またやられた、この俳優に。
そう思った。
苦悩や葛藤を、なぜこんな風に表現できるのか。
自分自身の生き方を考えさせられるほど、
台詞一つ一つに込められた想いを
真っ直ぐに訴えかけるて来る強い意志。
感情の琴線を揺らす
悲哀を含んだ眼差しと表現力。
そしてあの誰もが和むクシャッとした笑顔。
一体彼は何者なんだろう。
イマドキの若者らしさ
若さゆえの無鉄砲さ、大胆さを感じさせる演技。
しかしその奥に
芯の強さ、打てば響く繊細な感受性が存在していて
虚勢ではない本当の意志の強さが存在していた。
それを自然に、役に昇華していた。
だから響いた。
波にのまれるように圧倒されていた。
前を向く強さを、希望を示してくれた。
改めて三浦春馬という俳優に感動し感嘆した。
主題歌、ATSUSHIの「いつかきっと…」
の歌詞も毎回胸に刻んだ。。。
このドラマの監督、秋山純さんの投稿を拝見し
また涙しました。
春馬くんはいつも命に向き合う役や
苦悩する役が多くて
「可愛そう」という声もあるようですが
命について、生死についての深い洞察を持っていたことは、彼の天性だと私は思うのです。
だから演じた役は、春馬くんの意志
または使命だと思うのです。
「なぜ生きるのか」
「いかに生きるのか」
その命題は人間にとって一番重要な問題だから。
人生をかけて、俳優という仕事を通して
命に向き合った彼は、
人間として正しく豊かな人生を
送って来たのだと思います。
レオナルド・ダ・ヴィンチは
「あたかもよくすごした1日が
安らかな眠りを与えるように、
よく用いられた一生は安らかな死を与える」
と言いました。
春馬くんの充実した一生はきっと、
旅立ちの後、穏やかで清々しい休息を
与えてくれているはずです。
さらに吉田松蔭は
『十歳で死ぬ人にも、十歳の中に春夏秋冬の四季がある。二十歳で死ぬ人にも二十歳の四季がある。三十歳、五十歳、百歳で死ぬ人にも、それぞれの四季がある。』と言いました。
彼は信念を貫いて二十九歳で処刑されましたが
こういう生死観を持ち、捕らえられてもいっさい動じなかったといいます。
春馬くんの人生にも
あたたかな日差しに包まれた、朗らかな春
生命力が満ち溢れエネルギーがほとばしる夏
森羅万象が彩りを増す、実り多き秋
厳しい寒さの中で、試練に耐え抜く強さを培った冬
そんな豊かな春夏秋冬があったはず。
私たちが見てきた春馬くんの人生。
大切な人たちが側で見守ってきた春馬くんの人生。
春馬くんにしか分からない春馬くんの人生。
その中に、永遠に消えることのない
四季折々の出来事と思い出が刻まれていると
私は思います。
こんな風に思わせてくれた彼の生き方
言葉にできないくらい立派でした。
いつまでもいつまでもあなたに対する
深い尊敬の気持ちは消えません。
そしてずっーと、大好きです。
あなたのように生きたい。
あなたのような人を守る世界にしたい。必ず。
私は私の出来ることを精一杯やる。
命が尽きるその日まで精一杯生きたい。
2020.10.15
最後まで読んでくださりありがとうございました。
※コメントやメッセージをくださった方、ありがとうございます。お返しできておらずすみません。これから少しずつお返しします。