久しぶりに書きます。

備忘録として。


介護職をしてます、

その仕事先のおばあちゃん、

今日の夕方、

私の腕の中で息を引き取りました。


8年お世話してきました。

お上品な可愛いおっとり系のおばあちゃん。

私の事をなぜかお母さんとも呼びました。

精神的に脆く、最近は認知症も進み、

毎晩のように私に泊まって良いかと聞いて、

大丈夫ですよ、

と伝えると安心して笑顔になって部屋へ帰って行きました。

私の書く字を好きだ、

と言ってくださり、

メモを飾ってくれていました。

とても慕ってくださり、

介護の仕事を続けていく励みになりました。


今日の夕食後、

急に背中が痛いとの訴えがありました。

部屋に戻ろうと立ち上がるものの、

歩くことが出来なかったため、

もう一人の職員が車椅子を持ってきて、

車椅子に乗って頂き部屋へ移動中、

小刻みに痙攣しだし、

少しの間無呼吸状態、

息をしたな、と思ったけど、

すぐに呼吸は止まります。

痙攣状態の時に他の職員に救急搬送要請と、

誰か居ないかと補助要請。

その間にも顔色が悪くなり、

頭を抱えて名前を呼びました。

名前を呼んでも反応なし、

顔色は真っ青、力もなし。

施設長と看護師到着、

居室のベッドに抱えて移し、

AED装着するもすでに心停止状態でした。


それでも胸骨圧迫は続きます。

救急隊員到着し運ばれて行きました。




ここで私の業務時間終了。

結果も分からずの帰宅になってしまいましたが、

救急隊員の様子から心停止状態だと分かっていました。


何か他にできなかったのか?

背中が痛い、と言った時点ですぐに救急搬送要請をしていたら?

車椅子に乗せようと思わないで、その場で留まらせたら良かった?


看護師さんは、

「何も正解はないよ」と言ってくれましたが、

とても悲しくて悔しくてつらい。



8年の間に沢山のお年寄りを見取りました。

いけないかもしれませんが、

慣れてもきました。

だけど、親しくなったお年寄りに限っては、

第一発見者になったり、

息を引き取るその瞬間までそばにいれたり、

今日のように腕の中で…

という形で見送っています。

私を選んで下さったのでしょうか。

そう思って頑張っていっても良いかな。



8年経ち、子宮頸がんから5年経過、

娘は高2になり受験も控えているなか、

50才という年齢ですが、

パートから来月正社員になります。

異例、と言われました。

秋には実務者研修を受けて、

来年1月には国家試験でもある、

介護福祉士試験も受ける決心をしました。

ちょっと頑張ってみます。



ありがとうございました。