退院して6日目の朝。時間は朝の5時半。
口の中の違和感で目覚めました。
ティッシュで唾を出してみると赤赤しい血が。
なんか、まずい。
洗面所に向かいます。
何度も口の中に溜まる大量の血。
洗面所の横の部屋で仕事に行く準備をしていた母に
「やばいわ
血が止まらん。病院電話してくれへん？」
えー？と覗き込んだ母。
おびただしい血の量にひるみます。
「うわっ」といい、電話を手に取ります。
母に電話をかけてもらってる間も
止まりません
もう一度水を含んで吐き出すと
握り拳くらいの血の塊が…
くらぁ
どっから出てきた？
主人を起こしに行きます。
母は朝早く仕事にでるので、リモートの主人と電話を変わってもらいました。
夜間受付and大きな病院ということもあり
いろんな窓口にまわされます。
その間も何度も血を吐く、わたし。
やっと口腔外科に回してもらえた時、
スピーカに変えてもらいました。
担当の先生はいないようで
私のカルテをみて答える当直の先生。
「術後はまだ柔らかいから、刺激で血が出てるのかも。ガーゼで抑えてもらって良いですか？それで治るならそれで」
私「無理です！行きます。
これ、死にます」
上を向いて血が出ないように叫びますが。
叫んだ後、洗面所で血を吐きます。
じゃきてください、と緊急診察の了解を得て
出発（医師の許可がないと、急に言っても受け入れてもらえないそうで。かけてよかった）
1人で行くの？と言う主人の問いかけに対し
「娘よろしく！」と言い放って出かけました。
タクシーは朝のラッシュに捕まると思い、
電車で。なんだかんだで6時すぎに。
電車の間は少しおさまっていましたが
病院につき、
警備員のおじさんに緊急外来の入り口を聞くと
刺激したのか溢れ出る血。
他の病棟とわかっていましたが
緊急外来の入り口を見つけ
トイレに慌てて入ります。
口を開けるとダバダバ血がでてきました。
おびただしい血。そして塊。
あかんわ
もうレバー食べれへん
誰か私を運んで欲しい
ここから、口腔外科の病棟への行き方はわかるけど…
口腔外科の緊急外来受付に来てって言われた。。。
どこだ？？
歩いていると
見つけた別の警備員さんに確認。
指さされた場所は、少し勾配を上がったところ。
（車で登る？坂でした）
ついた…。なんやねん、この坂。
平たくしてや
…苦労しました。
もっとわかるように看板つけてほしい
やっと目的の病棟について、
警備員さんにいれてもらったのですが
警備員さんに「受付右曲がったとこだよ」
と言われて行くと無人の受付。
えぇー！
と思っていると。
何度か話したことのある先生が歩いてきました。
でも、おそらくまだ下っ端の人
（病室から呼ぶという役割をされてた人です。
あと、診察に入ってるのをみたことないので。。。）
私「あっ。先生。こないだ入院してた〇〇です。
血が止まらないんです。
緊急外来の受付どこですか？」
先生「え？？え？あー。わかりません。歯科に行ってください。」
歯科なわけねぇだろ
あんたの所属してる口腔外科だよ
先生って声かけてる時点で、患者さんかと思って欲しい！
と思いましたが、口腔外科といっておらず。
冷静ではない私。
（まぁ、患者さんいっぱいいますし、覚えられないですよね。と今は思いますが）
この人無理だ
もぅいいや。
しゃべると血がでるので、先生にむかって、ぺこり。
先生が去ったあと、もう一度警備員さんに！と思い、また来た道を戻ります。
警備員さんに会え「受付どこですか？誰もいないし、わからない」と聞くと
警備員さんは
「受付8時半だから席で待っててください」
（今は7時すぎ）
ぐはっ！緊急って伝わってなかった！
「血が止まらない。緊急の受付行きたい
電話して先生予約してる」
（口の中、血まみれで上を向いて喋るカタコトの私。）
警備員さんはやっとわかったのか、
「あっ。緊急ね…」と呟き
警備室の隣にあるドアを叩きました。
隣かい！
ドアには緊急受付も何も書いておらず、
初老のおじいさんがのんびり出てきて。
やっと手続きが完了したのでした。
もっと親切な案内方法にして欲しい
血が足りん座りたい。
廊下にしゃがみ込む私。
椅子を出してくれるのですが、それより早く処置室につれてってほしい。。。
（今思うと、申し訳ないのですが、そんなことしか考えてませんでした。）
やっと、手続きがおわり
処置室へ。
血が出始めたことに気づいて1時間半。
今から処置です。。。
