お久しぶりです。
オーストリアではロックダウンが続いておりますが、
Akademyはアスリートスポーツにカテゴライズされているため、
コロナ対策をしながら練習はほぼ普段通りに行えております。
また、施設に恵まれ十分なトレーニングが出来ていることも
本当にありがたいの一言です。
文句言っている人もクラブ内にいますが、そういう人々はおそらく
今以上に施設が充実したとしても文句を言っているでしょう。。。
現在は3月27日の後半戦開幕に向けて、
7週間の準備期間中であります。
U16では負荷調整は必要不可欠で、オスグット、内転筋、膝を中心とした
長期的な問題を抱える選手がいるので、日々勉強です。
もっと学ばなあかんと思いながらも、日常で必死という現状です。
今回は7週間の調整期間の立ち上げの週で行った
『テーマ:攻撃』における練習を紹介したいと思います。
このフォームは2年前に違うコーチがやっていたものを数回アレンジして
このフォームに辿り着きました。
負荷は2分~3分を数セット行います。
グリットの幅は40mで3レーン使うか、コーチングポイントによっては18m+αでもします。
縦はその日の負荷強度の目安からおおよそ逆算しますが
縦が幅より短くなることは目指すサッカーの観点からありません。
ルール設定はコンタクトの制限よりはレーン変更の義務、ゴールキーパーへのプレス有かなし、
フリーマンを入れる、バックパス後のプレー指定などで
その日のコーチングポイントに沿って設定しています。
ゴールキーパーの後ろにサーバーとなる選手がいることが
ゲームからの逆算であり得るのかという指摘もあると思いますが、ビルドアップとアタッキングサードを同時にトレーニング出来るメリットから私はこのフォームに辿り着きました。
前回中野吉之伴さんにインタビュー記事を書いて頂き、様々な出会いや可能性を広げて頂きました。
そして今回は大学の後輩、樋口健策の紹介で島田徹さんにインタビューをして頂きました。
いくつかの個人的なご質問を頂いたので、僕自身が思っていることをここに詳しく書こうと思いました。
―ドイツに渡った最初のころの生活は?
という質問の中で語弊がないように答えさせて頂きたいと思います。
「ほとんどドイツ語をしゃべれないレベル」で仕事や指導現場を探すのは私は失礼だと基本的には思っています。見習いであろうと、グラウンドに立たせてもらっている以上子どもたちにとってはコーチであるから。「とにかく現場で言葉を覚えてしまおう」という、当時の考え方には今は少し否定的ですが、最後は『気合い』であるのは世界共通だと思います。滞在当初に厳しい言葉をかけて頂いたことを今でも覚えています。
この『気合い』について素晴らしい表現でコラムを書かれている、先日友人になった中野君をここで皆に紹介させて下さい。現在バルト3国で指導者の修業をされています。必ず日本に必要不可欠な指導者になる方だと感じております。中野君!勝手に名前使ってごめんなさい。
話を戻すと、あの生活をして3年してしんどかったですか?とたくさん聞かれるのですが、ビザの問題、お金の問題、言葉の問題、など細かな問題はありましたが、全く苦労だとか、思ったことはありません。そして記事にはなっていないあるインタビューで今までで乗り越えられなかった壁はありますか?という質問があったのですが正直ありません。
どこかで目にしたとっても腑に落ちた言葉で、動物は本能で『逃げる』という選択肢があるという。百獣の王ライオンでも逃げるってよ。『諦める』という選択も人生にはあるし、何にもネガティブなことではないということを「育成の指導」を通して私の選択肢にも入れていきたいと思っています。
―指導現場について
「なぜだろう」「どうやったらうまくいくんだろう」は今もそしてこれからも考えると思います。
そして何度もしつこく言いますが、海外が良いとか、日本はだめだとかそういうことが言いたくてこういった発信をしているわけではありません。
指導現場に立つ以上、『なぜ』を常に考える義務があるし、それを考えると変えなければいけないことが(日本では特に)多くあるということ。
理論的に再構築してきたつもりが、日本でのS級指導者ライセンス講習会で再びぐちゃぐちゃになり、薄っぺら過ぎたということに気付かされました。その気づきもとても大事でしたし、受講後に受講内容を再度学びなおし考えた自負はあります。(まだまだ足りていませんが。。。)
練習時間。
挨拶。
練習内容。
負荷コントロール。
休みの価値。
フィジカルトレーニング。
明日からでも変化出来る内容だと思います。『なぜ』ともう一度問うてみてほしいです。
文化や習慣などという言い訳ではなく、新たに学んでいない怠惰ではありませんか?と
―オーストリア人のペーター・シュテーガー監督と、ドイツ人のマルコ・ローゼ監督について
少し個人的な表現で答えさせて頂きましたが、二人の監督にはリスペクトしかありません。その二人以外にも、ドイツ人のペーター・ツァイドラー監督、トーマス・レッチュ監督、スペイン人のオスカー・ガルシア監督、アメリカ人のジェセ・マーシュ監督全ての監督からたくさんのことを学んだし、それぞれにこだわり、特徴、気づきがありました。戦術云々もありますが、『控えの選手を含めて、毎日楽しそうに激しく、厳しく練習する』を創り出せる監督にはやっぱり〇〇があると思います。
―ザルツブルクについて
レッドブル・ザルツブルクというチームは日本では馴染みの薄いクラブだと思います。前所属のFCケルンやドイツのクラブのように毎試合何万人の観客動員があるクラブではありません。
ヨーロッパでは最近、育成クラブとして価値を認められつつあるクラブになってきており、国内リーグの規模に限界があるので、EL・CLを含めた国際試合で結果を残し、なおかつ5大リーグに選手を輩出し続けることで、知名度・認知度が上がってくると確信しております。
プロ・ライセンスの取得は自身の短期目標でもあり、その後それをどう活かすが問われていると考えています。今の課題は『レッドブルのサッカーから自分のサッカーというものを確立していく』ことでそれが今後必ず武器になると信じて指導を続けていきます。
今日はザルツブルクの運命の一戦。拓実も正念場!ファイト雅也!熱い夜になるでしょう



