今回は鏡についてのお話を少し。
蛇はまばたきをしないので、常にみているという意味合いもあるのかもしれません。神社へお詣りして神様に手を合わすとき、正面には鏡があります。
そこに映っているのは神ではなく、手を合わせている自分自神です。
鏡は水でもあるのだと個人的に感じています。
かがみ→かが+み(水)
蛇の古語はかかの他、かが・はは・かがし・へみ・なぎなどがあります。
この(はは)はスサノオがヤマタノオロチを退治した際に用いた天羽々斬剣(あめのははきり)のははです。
へびを切った天の剣。
かがしは田を守るかかし。
蛇は水田をまもる神でもあるともされています。みづちでもあります。
水がなければ、植物は育たず、生き物も
生きてはいけません。
全ての生命を育む水。
しかし水には色んな顔があります。
洪水や津波となって荒れ狂う恐ろしさも
その一面です。
蛇は脱皮するその姿から、破壊と再生を意味します。
三種の神器で、鏡は水、剣は鉄を打つ火
、そして勾玉はその形から最高数の9で
あり火と水を合わせて統合の意味合いもあるのではないでしょうか。