Nikon F2シリーズ用モータードライブ MD-2 | FTnのカメラ機材ブログ

FTnのカメラ機材ブログ

古いカメラ機材を中心とした記事を書いています。

Nikon F2シリーズ用のモータードライブMD-2を取り上げます。


FTnのカメラ機材ブログ-MD-2付きF2 A


正面から見たF2 AとMD-2です。 1970年代プロのカメラマンが肩からぶら下げていたF2には大抵このMD-2かMD-1がセットになっていました。



FTnのカメラ機材ブログ-MD-2付きF2 A背面


背面から見るとこんな感じです。 中央付近のコマ速切り替えダイヤルでコマ速設定をする仕様になっています。 最高速は、ミラーアップ状態で、125/1以上のシャッター速度で5コマ毎秒で撮影出来ました。

フィルムの自動巻き戻しも可能です。 裏蓋開閉もワンタッチで行えます。

ただし、巻き上げ音も巻き戻し音もかなりの大きさです。 静粛性を要求される場所では手動操作も必要です。



FTnのカメラ機材ブログ-MD-2 シャッターボタン


MD-2のシャッターボタン(下)とモード切替ダイヤルです。 このダイヤルのS、C、Lは一コマ撮影、連写、ロックを示しています。

この当時のモータードライブには電源スイッチが無く、L位置にしておかないとシャッターボタンに触れただけで電池を無駄に使用し、フィルムの無駄遣いにつながる可能性があります。



FTnのカメラ機材ブログ-MD-2電池室


電池室は後付タイプで、MB-1が付いています。 左右に電池ホルダーMS-1が一つづつ入っています。



FTnのカメラ機材ブログ-電池ホルダー MS-1


電池ホルダーMS-1の蓋を開けてみました。 電池が5本入ります。 これが2つなので10本の電池で駆動しています。 



FTnのカメラ機材ブログ-MD-2シャッターボタン端子


MD-2からシャッターボタンを外してみました。 端子が見えてますね。 リモートコントロールを可能にするために脱着式になっていたと思われます。



FTnのカメラ機材ブログ-MD-2 シャッターボタン


作りがしっかりしているようです。