標準レンズの中の標準標準レンズといえば、50mm f=2です。 今回はこのレンズについて解説を少ししてみます。
初期タイプの50mm f=2です。 このレンズは、1959年のNikon Fの誕生とともに販売が始まったレンズで、後々Ai NIKKOR 50mm f=1.8が登場するまで製造販売されていました。
ピントリングが細いのが分かるでしょうか Nikkor Autoの初期タイプに共通で言える特徴は、ピントリングの幅が狭く、操作性がよくありません。
このレンズの最短撮影距離は0.6mです。
先ほどと同じタイプのレンズです。 Ai改造タイプで、全てのFマウントに対応します。(一部露出計の作動しない機種があります。)
先ほどと同じようにピントリング周りを撮影しました。 ピントリングの幅が少し広くなっているのが分かるでしょうか
同じタイプのレンズでありながら、マイナーチェンジが施されています。
このレンズの登場は、1959年6月でモデルチェンジは1972年12月です。
製造期間は、13年6ヶ月と長い製造期間を持ちますが、数回に渡りマイナーチェンジが施されたレンズです。
少し珍しいAi Nikkor 50mm f=2です。 このレンズの登場は、1977年3月でした。
このレンズの登場から1年後には、Ai Nikkor 50mm f=1.8が登場してます。
このレンズは、製造期間の短さからか、玉数を中古でもあまり見かけません。
このAi Nikkor 50mm f=2までがほぼ同じ設計のレンズになります。
もう一絞り明るいf=1.4と比べると安定した描写が得られるレンズです。
デザイン的にNew Nikkorと良く似ているため、中古販売・買取業者でも間違うことがあるので中古品に手を出す場合は注意が必要です。
このレンズから最短撮影距離が0.45mになっています。