朝。「てっちゃーーーーーん!!起きんかぁぁぁ!!!」ドンッ!!!!!布団ごと吹き飛ばされるてっちゃん。「うわぁぁぁ!?!?何事なん!?」犯人はもちろん——ねーね(みさこ)。「今日は大事な日なんじゃけぇ!!全員集合じゃ!!」「いや朝からテンション高すぎん!?!?💢」リビングに行くと、すでに全員集合。パパはコーヒー片手にドヤ顔。ママはなぜかキラキラした衣装を持っている。兄ちゃんはニヤニヤ。みーちゃんはパンをくわえながら走っとる。かなとは……寝とる。「なんなんこのカオス家族……」するとパパが立ち上がる。「よく聞け、てっちゃん。」ゴクリ。「今日はな——」「家族で“思い出の日”を作る。」「……は?」一瞬、空気が止まる。「いや急すぎん!?!?笑」

数分後。なぜか全員、外に出とる。しかも——「なんで衣装着とるん!?!?!?」そう。ママが持ってた衣装、全員分あった。ねーね→ド派手プリンセス。兄ちゃん→王子様(似合いすぎ)。パパ→謎のイケメン演出家風。ママ→神レベルの衣装さん。みーちゃん→小悪魔天使。かなと→パジャマ(まだ寝とる)。「統一感どこいったん!?!?🤣」

向かった先は——カッパ座の劇場前。てっちゃん、固まる。「ここって……」パパが優しく言う。「お前らの“夢”がある場所じゃろ?」みーちゃんが言う。「いつか出たいんよな〜✨」兄ちゃんが笑う。「ほんなら今、やってみるか?」「え!?!?」

即席ステージ開幕。観客?通りすがりの人たち。でも関係ない。ねーねが全力で歌い、兄ちゃんがカッコよく決め、みーちゃんが謎ダンスし、かなとが寝ながら拍手しとる(奇跡)。そして——てっちゃん。「……なんか、楽しい。」気づいたら笑っとった。全力で、笑っとった。

終わったあと。全員、息切れ。でも——めちゃくちゃ笑っとる。「はぁ…なんなんこれ…笑」パパがぽつり。「なぁ、てっちゃん。」「ん?」「家族ってな——」「一番近くにおる“応援団”なんじゃ。」その言葉に、ちょっとだけ胸が熱くなる。ママが笑う。「失敗してもええんよ。」兄ちゃんが肩組んでくる。「一緒におるけぇな。」ねーねが叫ぶ。「はい!次の企画考えよーーー!!!!!」「早すぎるわ!!!💢」

帰り道。夕焼け。みんなで歩く。なんでもない時間。でも——一番大事な時間。てっちゃん、心の中で思う。「この家族でよかったな。」

そして。ねーねの一言で全てが壊れる。「ねぇ、次は“全員カッパ役”やろうや!!!」「絶対イヤじゃ!!!!!!!!!」

こうして今日も、てっちゃんちに笑いが響く。



〜第1章 完〜