たまに会社の登記事項証明書が必要な時があり、法務局に取りに行くわけだが、

法務局のホームページを見ると、

登記・供託オンライン申請システム

なるものがあり、このシステムを使うと、1通600円のところ、480円しかかからないという優れものである。


が、、、

まず、使いにくい。

いたるところに説明があり、
マニュアルはPDFをダウンロードしなければならず、
どこやらのページに入り込むとメニューバーでは移動できなくなるなど、

今どきの民間企業ならとても公開できないシロモノ。

そもそも会社の登記事項証明書を請求するなんて、

行政書士とか会社の総務部とか、
限られた人しか使わないから、あまり気にしていないんでしょうね。

慣れたらなんとかなるということでしょうか。



が、がですよ、
さらに特筆すべきは、ログインしようとすると


システム時間外となっています。
登記・供託オンライン申請システムの利用時間は、こちらをご覧ください。

利用時間
 登記・供託オンライン申請システムのご利用時間は,次のとおりです。
 月曜日から金曜日まで(国民の祝日・休日,12月29日から1月3日までの年末年始を除く。)の8時30分から21時まで。
(ご注意)
上記利用時間内であっても,システムのメンテナンス等により,予告なくシステムの運用の停止,休止,中断等を行うことがありますので,ご了承ください。
運転状況
登記・供託オンライン申請システムは,現在,正常に稼動しております。



というメッセージ画面が表示されるんです。


はぁ?

オンラインシステムなのに、月金の8:30からって、なにそれ?

なぜかエンドは21時。そこだけビミョーに頑張るやん。


しかもよく見ると、

「登記・供託オンライン申請システムは,現在,正常に稼動しております。」




正常に動いてるのは裏のシステムであって、こちらのユーザからみたら「稼動」じゃないでしょ。


「正常に待機しております。」なら笑って許せるけどね。


気持ちは分かりますよ。

誰もいない夜中や休日にシステムがトラブって呼び出されるのが嫌なんですよね。


民間企業なら当たり前にやってます。



何が言いたかったのか?


すごいぞ法務局。

民間企業も見習うべきだ!


いや、ホントに。

過剰なサービスとかやめて、少し不便なくらいでゆったりと生活した方が、

人生楽しめるんじゃないかな。


なんでも効率化、利便性を追求するんじゃなくて、


多少鈍臭くても、目的が達成できたらそれでいいじゃない。


働き方改革なんて曖昧な何をも示さない言葉ではなにも変わらない。


コンビニの24時間営業もそう。


もっと具体的に、サービスレベルの抑制、過剰サービスの撤廃を示すべきだと思う。


医療現場、介護現場もしかり。


少子超高齢社会がもうすぐそこまで来ており、それが分かっているんだから、


打つ手もより具体的に考えられる。


医療保険制度、年金制度、どれもこれも入ってくるお金を増やすよりも、出て行くお金を減らす方が、


全体としての幸せ度は高いんじゃないか?


そんなことを考えるきっかけになる朝でした。