『池田クレモナ・モダンタンゴ音楽工房(ラボラトリ)』
フルートを担当してしている、ゆきです
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さて、本日はこれからです
シェーンベルグ作曲
ヴァイオリンコンチェルト
アモイヤル(Vn.)
ピアノコンチェルト
ぜルキン(Pf.)
ロンドン交響楽団
ピエール・ブーレーズ(指揮)
こちらの録音は、85年で、ブーレズは還暦を過ぎたベテランの指揮者としての録音になります。
若い時は、シェーンベルグのセリー音楽に対してひどい嫌悪感を抱き、ぶつかったみたいですが…
そもそもこの作品は、アメリカに亡命後、シェーンベルグが学生の練習曲として作曲したみたいです。
戦後間もない頃、シェーンベルグからこの曲を教わった学生はどんな気持ちになったのでしょうか?非常に興味深いです。
実は私も、シェーンベルグが苦手でした。というか、積極的に言うと、【前衛音楽】が、どうも馴染めません。
でも、この曲を聴く限り、調性を全く排除しようとしたと言うよりかは、調性の持っているさまざまな効果をセリーに取り入れようとしていたのかもしれません。
また、ブーレズのシロフォンやスネアドラムのバランスのとり方は、必聴の価値が十分にあります。
各モチーフがしっかりとラインを取って音楽が、シームレスにつながっていっています。
これだけの、説得力を持ってシェーンベルグを演奏した指揮者は、ブーレーズだけかもしれません。
では、ここで考えてみたいのですが、
この演奏は当時、非常に新しい音楽としていわれていました。
今から70年以上前の作品で、録音も30年以上前のものです。
21世紀の私からすれば、結構古臭い(ゴメンなさい)音楽のように思うのですが、未だにこの音楽を新しい音楽だと考えている演奏家も多くいます。70年以上前の作品を新しい音楽と感じてしまうのはどうしてでしょうか?他の音楽のジャンルではありえないことです。
そしてこの演奏を、クラシック音楽というのに少し抵抗がある人もおられると思います。
確かに、19世紀のロマン派の音楽とは明らかに違います。
さらに、もしかしたら私たちクレモナの演奏もクラシック音楽ではないという意見になるかもしれません。
「タンゴなんだから、クラシックにしないで、タンゴとして演奏すればいいじゃん」
と、思われるかもしれません。
30年前当時、ブーレーズも私たちと同じ問題に直面したのかもしれません。
だとしても、ブーレーズはこうして後世に録音を残しました。
そして、私たちクレモナも、【モダンタンゴ】として、演奏を続けていきます
ブーレーズ、あなたに質問があります。
『それでも、演奏(録音)し続けたのはどうしてですか?』
こちらは、私たちの演奏です。
『Duo de amor』
この作品は、ファゴットのソロで始まり、ファゴットのソロで終わります。
もちろん、ピアソラの原曲では木管4重奏ではないので、私たちの全く新しい解釈で演奏しています。
30年前、タンゴの異端児といわれたピアソラですが、21世紀の現代の私たちの演奏はどう評価されるのでしょうか?
まさに、ブーレーズと同じようにチャレンジしていきたいと考えております。
ぜひ、聴いてください
ブーレーズ、あなたに聴きたい
『私たちの演奏は、あなたの系譜に連なる演奏でしょうか?』
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クレモナ、今一番熱いのが私の担当している
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フルートゆき