こんにちは！
健康美容アドバイザーのＹｕｋｉです！
空前の果物ブームと言ってもいいほど、
ＴＶやネットでは果物の宣伝がたくさんありますね！
そんな中で、
「夏の紫外線対策にはイチゴが効果的！」
というニュースをよく見ます！
春もだんだん暑くなってきました。
これから来る夏の強い日差しから、
お肌を守るためにも今回のブログを読んでいただければと思います！
今回のキーワードは２つ。
「抗酸化作用」と「ソラレン」です。
1.紫外線とは？
太陽光を分類すると「紫外線」「赤外線」「可視光線」
の３つが出ていることになります。
一般的に言われる虹色とは、
可視光線の「赤」「橙」「黄」「緑」「青」「藍」「紫」の７色のことで、
学校では「せき、とう、おう、りょく、せい、らん、し」という具合に
語呂合わせっぽく覚えていたのを思い出します。
右に行くほど波長はだんだん短くなるのですが、
「紫外線」とは肉眼では捕らえることができないほど、
波長が短い電磁波のことなんです。
2.紫外線を浴びると肌はどうなるのか？
では、この紫外線が人体にどんな影響を与えるのかを説明します。
通常、日光浴を多少やったとしてもお肌に問題はありませんよね。
でも紫外線を大量に浴びてしまったり、長期間浴び続けてしまうと、
本来なら肌を守るはずの「メラニン色素」が、
肌の真皮内で蓄積してしまいます。
そして、これがよく耳にする「色素沈着」となり、
肌のターンオーバーでも追い付かない状態、
つまり紫外線で黒ずんだ色素が元通らない状態になってしまいます。
これがいわゆるお肌の「シミ」です。
また、紫外線を大量に浴びると、体は「活性酸素」を作り出します。
この活性酸素によって、シミの原因であるメラニン色素も刺激され、
ますます肌の老化を促進してしまいます。
他にも、シワや皮膚がんの原因にもなるなど、
紫外線は大量に浴びていいものではありません。
これらが夏場には女性にとって「日焼け止めクリーム」が欠かせない理由です。
単に「肌の美白を追求したい」だけではないんですね。
ですが私は、女性に限らず男性も積極的に塗るべきだと思います。
3.イチゴが紫外線対策にいいのは「ビタミンＣ」が豊富だから！
では本題ですが、「イチゴが紫外線対策に良い」
と言われるのはなぜでしょうか？
それは、
「イチゴに多く含まれるビタミンＣには抗酸化作用があるから」
なんです！
先ほど説明した、メラニン色素を促進させる「活性酸素」を、
ビタミンは抑制することができます。
ビタミンＣやビタミンＥには、
肌の老化や病気の対策になる効果があり、
「特に抗酸化作用の強いビタミンＣ」を多く含む食べ物が
お肌に良いとされています。
中でも、食べやすくてビタミンＣを多く含む「イチゴ」は、
そのまま生で食べることができます。
生のままというのも一つのポイントで、
ビタミンは加熱すると分解されてしまうんです。
だから、生で食べられるイチゴは
紫外線対策のために人気なんですね。
4.他に効果的な食べ物は？
イチゴの他にも、ビタミンＣを多く含む食材はたくさんあります。
ミカンなどの柑橘類、キウイ、イチゴ、パセリ、赤ピーマンなどです。
パセリや赤ピーマンは生で食べるには抵抗がありますよね。
やはり、ビタミンＣの摂取としては「果物」が最も好まれるでしょう。
さらに、イチゴの他にすすめたい食べ物が２つあります。
それは、
「スイカ」と「トマト」
です！
この２つには、「リコピン」が豊富に含まれています。
実はリコピンも紫外線対策には効果的な栄養素なんですね。
5.リコピンも紫外線対策に効果的
リコピンとは「カロテノイド」の一つで、
カロテノイドというのは、植物の赤い色素部分なんですね。
リコピンの他にもカロテノイドにはβカロチンなどがあり、
ニンジンなどに多く含まれています。
そして、このリコピンにも高い抗酸化力があるんです。
先ほども紹介した通り、
紫外線を浴びると、シミの原因であるメラニン色素を刺激する
「活性酸素」が作り出されてしまいます。
その活性酸素を除去できるリコピンやビタミンＣは、
夏の紫外線対策に効果的なんですね。
トマトやスイカが夏場に好んで食べられるのは、
夏野菜だからというのもありますが、
紫外線対策にも効果的だからなんですね。
5.注意したい食べ物は？
しかし、ビタミンＣを積極的に摂取しようとすると、
どうしても他の栄養素も摂ってしまいます。
その中で注意してもらいたい物質が「ソラレン」です。
6.お肌の天敵「ソラレン」とは？
ソラレン（psoralen）とは、
植物に含まれる化合物の１つです。
光に感受性のある（光によって活性化する）物質であり、
人体にとっては「光毒性（ひかりどくせい）」と言われています。
この光毒性は紫外線を吸収する原因ですので、
日焼けしやすくなってしまいます。
つまり、肌にダメージを与えるので、
紫外線対策とは逆効果なのです。
そして、ソラレンを多く含む食材は次のような食べ物です。
・柑橘系（オレンジ、グレープフルーツ、レモン等）
・キウイ
・きゅうり
・じゃがいも
・セロリ
・パセリ
これらの食べ物はビタミンＣも含まれますが、
ソラレンが多いため注意してください。
逆に、イチゴ、トマト、スイカにはソラレンが少ないため、
紫外線対策としては、やはりおススメなんです！
ビタミンＣやリコピンを多く含み、
ソラレンが少ない食材を選びましょう。
7.まとめ
では、まとめです。
①紫外線は肌のシミ、しわ、老化の原因
②紫外線対策としては抗酸化作用のある物が良い
③イチゴのビタミンＣや、トマトやスイカのリコピンには抗酸化作用がある
④ミカン等のソラレンには紫外線を受けやすくなるので逆効果
⑤加熱しないで生のまま食べる方が良い
以上ですが、いかがだったでしょうか？
これからが夏本番！
女性や発育の著しい子供には紫外線対策が重要ですね。
イチゴをはじめ、ビタミンＣを多く含む食材を積極的に食べて、
体の内側から肌を守ることにも着意しましょう。
次回は、果物を「最も効果的に食べる方法」について
お話ししたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
Ｙｕｋｉ