第八回~やまとうた~歌会 | monologue~宥生のひとりごと~

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短歌、はじめました

短歌グルっぽ「~やまとうた~」の歌会が終わりましたので、投稿した歌を記しておきます。
今回もお題は三種類でした。

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【木/樹】※詠み込み必須
玉の緒の切れたるやうな蛇いちご木下闇に赤々として

【魚】※詠み込み必須、魚の名前も可
風鈴をまぁるく包むてのひらが空にガラスの金魚を放つ

【電化製品関連】
一秒のくちづけ交わすエレベーター 監視カメラに背中を向けて



今回は歌会の担当者を務めさせていただいたことで多くの方とメッセージのやりとりが出来、とても充実したひとときを過ごすことができました。
ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。

しかも歌部門では魚の歌が金賞・電化製品の歌が銀賞、個人部門は金賞をいただくことができ、何かに憑かれているのかと思うくらい嬉しかったです。
私の拙い歌に大切な一票を投じてくださいました皆様、本当にありがとうございました。

歌会後に皆様と賑やかに感想のやりとりができたことも楽しく、また勉強にもなりました。

じっとしていられなくて私もグルっぽ内にいろいろと感想を書かせていただいたのですが、まだ触れていない作品が一首あります。
あくまでネット上の歌会なので顔は見えませんけれども、実は画面の前で思わず涙ぐんでいた作品でした。
自分の作品ではないためこちらへの掲載は自粛しますので、名詞をひとつ引用させていただきますことをご容赦ください。

「リュウグウノツカイ」
これです。
横書きで掲載せざるをえない歌会ですが、頭の中で縦書きにしたところ魚の姿が現れました。
そう、頭を上にした姿です。
作品そのものの哀しい美しさの向こうに、さらに浮かび上がる姿。
目が離せなくなりました。
短歌という限られた文字数の中で表現できることというのは私が思っている以上に多いのでしょう。
素敵な感動をありがとうございました。