明日を信じられる時代になって欲しい。 さんからの転載

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原谷苑 桜満開 かの文豪が 、「原谷苑を見て死ね」

原谷苑 桜満開 かの文豪が 、「原谷苑を見て死ね」・・・


金閣寺の北の大文字山の西に、原谷という谷間の集落がある。

ここに知る人ぞ知る秘蔵の桜の園がある。


明日を信じられる時代になって欲しい。

原谷苑という個人所有の山でガイドブックには載らない。

年に約2週間、桜の時期だけ公開される。

4千坪の敷地は様々な桜が密集しているが、ピーク時期には全山しだれ桜で覆われ空がみえないほど。


明日を信じられる時代になって欲しい。

どこを歩いても桜のシャワーで、訪れた人はただ呆然とするのみ。


明日を信じられる時代になって欲しい。

口コミで訪れる人が増えたため今はマイカーが全面的に禁止されている。

来るならバスかタクシーしかない。

体力のある人は仁和寺から歩いてくる人もいる。

毎年訪れるリピーターも多い。

数年前から名古屋方面からの観光ツアーが始まったのか、旗をもったガイドさんを見かけるようになった。

ここの入苑料は変動相場制。

桜の開花状況に合わせて300円からピーク時の土日の1,500円まで変化する。

が、これだけの桜が見ることができるなら1,500円という破格の料金でも高いとは感じない。

桜の桃源郷、百花繚乱、狂喜乱舞、何を言おうと筆舌に尽くしがたい。

何が凄いかというと、桜の一本一本を庭師が心血を注いで手入れしているだけあって、

まるで入道雲のように勢いがあり、花付きが素晴らしい。しかも、すぐには散らない。

桜の名所でもスタークラスになれる桜が数え切れないほど存在する。

単に本数が多いとか密集しているのとはわけが違う。

美しいのは桜だけでない。低い位置には黄色のレンギョウ、白のユキヤナギ、赤のボケが効果的に配され、他にツツジや椿、シャクナゲ、スイセンなどが咲き、芸術的な美しさ。


明日を信じられる時代になって欲しい。

北の山を見れば、桜の遠く向こうに満開のミツバツツジが見えるが、偶然だとすればあまりに出来すぎである。

見頃ピークは百数十本の大きな紅しだれ桜が満開になる4月中旬頃。


明日を信じられる時代になって欲しい。

上旬は吉野桜・彼岸しだれ桜・薄墨桜がメインで下旬になると御室桜・黄桜・菊桜等が楽しめる。


明日を信じられる時代になって欲しい。

なお、弁当は持ち込み不可だが、苑内には売店や飲食場所があり、弁当やドリンク、茶菓が販売されている。

この景色に囲まれながら食べる弁当は格別である。

苑内は桜を見て回ると1時間弱で回れるが、何時間居ても飽きることはない。

ピーク時の土日にはどうしても大勢の人が訪れる。

その場合は9時~10時の開園直後か16~17時の閉園間際を狙うのも手である。

我が輩の独断で言うと、桜の規模の日本一は奈良県の吉野山だが、

感動的に美しい桜名所はここが最高では無かろうか。

かの文豪に習って言おう、「原谷苑を見て死ね」と。

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交通アクセス

市バス M1、特M1系統「原谷」より徒歩5分
金閣寺、わら天神、平野神社よりタクシーで約7分
北野白梅町、仁和寺よりタクシーで約10分
円町、北野天満宮、地下鉄・バスターミナル「北大路」よりタクシーで約13分

※公開時期:桜の開花に合わせ、4月上旬~下旬
※入苑料:大人300円~1,500円(桜の開花状況で日々変動する)
※問い合わせ先:075-461-2924