診察をしに病院へ行った
車椅子などの都合もあり
1人では
ちょっと不安だったため
たまたま休みだった娘に
付き合ってもらった。
母が1人で暮らしている場所が
父の施設と病院へ向かう際の
通り道なのだけれど
母を乗せていくか
ギリギリ迷っていたのだけれど
しかし、
お互い高齢の2人
もしかすると
会うのが最後になる可能性が
高い。
そう思うと
やはり
2人を会わせるべきなんじゃないかと
思い
結局、母も乗せていくことにした
母には
父の認知症の症状により
母のことを忘れているかもしれない
と伝えた上で
一緒に
父を迎えに行った
施設に着いて
父が出てきてあたしを見たけれど
何の反応もなく
母を見てもキョトン顔。
でも、
負けじと
「タカちゃん(父)わかる?あたし!」
という母。
すると、
父は母のことを思い出した
そして、
母があたしのことも
「ユカちゃん、わかる?」というと
少し間をおいて
「おう、ユウか」←(あたしのことを昔から
ユウと呼んでいた。)
と思い出した
前回の退院の際、
あたしのことを忘れていて
このままずっ思い出すことはないんだろうなって
思っていたから
何か
母の強引さによってだけれど
奇跡を感じた
斑らに覚えていたり
また忘れたりするんだろうけれど
それでも、
また思い出してたしくれたことが
とても嬉しかった
そして
病院に着き
診察までいろいろ時間がかかり
父も体調が芳しくなさそうで
大丈夫かな、と不安だったけれど
そんな診察までの間に
あたしは父の背中に手を置いてみた。
あたしが子供の頃はとても大きく感じた
背中だったけれど
すっかり
骨と皮だけの
華奢でそしてカチカチに固まった背中。
肩をもんだり
首の付け根をマッサージしたりした。
すると父は
「ああ、気持ちいい」と言って
喜んでくれた。
あたしは、
自分のエネルギーを
父に注ぎ込むようにしばらくマッサージした。
そのうちに
診察室に呼ばれ
今は
経過が良好なこと
しかし、
今の状態は仮の良好さで
のちにまた、
同じ状況になる可能性が大きく
実際にはこの先の手術が必要だという
内容の話を聞いていた。
そんな中
父がだんだん耐えきれなくなって
「わかんねぇよ、俺のことわかるわかるわけ
あんめが」(方言混じる)
とキレ出した
医師が、
父の方を見ずにパソコンとあたしを交互
に見て話しているのに対して
たぶん疎外感を感じたようで
それに対して怒り
騒ぎ出した
あたしも、
父に話を遮られ
内容が入って来なくなり
急きょ
外で待機している娘に
「これ(車椅子に乗ってる父)お願い」と
託して話を聞いた。
話の内容は
キチンとした手術をしないと
また発症してしまうので
出来れば手術を薦めるというものだった。
一瞬、
持ち帰る案件かなと思ったけれど
延ばし延ばしにしても
何の解決にもならないことのようだし
とりあえず
手術の日程を決めてしまおうと
独断で決めた。
もし、
何かしらまた起きて
ストップがかかったり
また
あたしが自分の判断に迷いが生じたなら
そのときにやめてもいいと
そう思った。
父にとって
あたしが決めた決断が
ベストだと思うのなら
一旦その判断に従おうと
医師との話を終わって
待合室に出たら
父と母と娘がいなくなってて
しばらくしたら
戻ってきて
売店で父が選んだという
生姜焼き弁当を手に持ち
外のベンチで食べるという。
え、
一カ月くらい流動食だったのに
いきなり生姜焼き弁当?
と、思って大丈夫か不安だったけれど
ゆっくり、
そしてしっかりと噛みしめながら
父は完食したらしい
娘とあたしとで今後の手続きなどしている間
母に見守られながら
生姜焼き弁当を完食した父
2人だけの
しばらくぶりの時間だったろうな。
父、
迎えに行った時は車のなかで
グッタリしてたのに
帰りの車では
背筋伸ばして元気になってた
久々の固形物で
生姜焼きがめちゃくちゃ
美味しかったんだろうな
帰りの車のなかで
自分の家に帰るとか
もう言わなくなった父。
施設が
もう自分の家なんだろうな。
それとも、
記憶がめちゃくちゃになって
何が何だか、もうわからないのかな。
施設に着き、
父とあたしだけ降りて
母が来ないのか気にしていたけれど
前みたいに
抵抗もなく
すんなりと施設に入っていった。
ここにいる間は、
ちゃんと面倒を看てくれるから
あたしは安心だ。
よろしくお願いしますと
父を託してあとにした。
⭐︎
今回、
あたしはいろいろと気疲れや運転で
大変だったけれど
やっぱり母を連れてきて
良かった。
自分が、
あのときこうしていたらとか
あとあと後悔したくなかったし
父に母を会わせることが
できたことが何より良かったと感じた
自分の
判断にしたがって
動けてよかったと思う
せっかくの休みを
祖父母のために使ってくれた
娘ににも感謝だ
こうやって家族に
恵まれていることにも
感謝をおぼえる。
帰りに母にプレゼントした指輪💍
以前、友達からオーダーしてもらった時に
作った残りの1つ。
自分で使おうと思ったけれど
母にプレゼントしようと決めた
何か、選択肢をミスりそうなときに
指輪を見て
良い選択をしてほしいと思う
期待はせずにおくけれど
⭐︎
帰りに娘と寄った
高倉町珈琲店
父も母も送りおわって
ホッと一息
かき氷も、エッグベネディクトも
アイスミルクティもパンケーキも
格別に美味しく感じた
母とは、
父を送ったあと
ラーメンを食べに行ったんだけど
いつもなら
大好きなお寿司なの筈なのに
アニサキスが怖いといって
寿司はやめてラーメンになった
今まで
したい放題に生きてきた母だけれど
アニサキスは
怖いんだな、ってウケた
ひとまず、
父が元気になって良かった
また、
入院や手術でバタバタするけれど
今回の件で
自分が成長したことが
また自分の励みになる
⭐︎
時に。
あたしは
女神のようにも
夜叉のようにもなる
それをちゃんと知っている。
知った上で
翻弄され
ときに怒り
そして笑顔にもなる。
自分を知ることは
他者を知ることにも通じていて
あたしは今まで
自分を知らないがために
他者を否定する人間だった。
自分を知ることにより
自分のダメなところも受け入れ
のちに
もっと他者をも敬える自分に
なるんだと思う。
ピットブル的なのは
健在だけれど
以前とはまた
違ったピットブルだと思う。
そして、
これからはまた
さらにピットブルは変化していくと
思う
その流れを
またブログにあげていきたいと思う。
⭐︎
ではでは、また💛
⭐︎おわり⭐︎