私

「ほんとに…もう一回採卵していいの?」
夫

「どした?今さら?」
排卵も出来ないし、
多嚢胞なのに採卵も出来なかった。

あまりのショックで…
今後のことの話し合いを
ちゃんと出来ないまま、
気付いたら
お休み周期も終盤になっていました

助成金を申請する時に
さらりと次の採卵やろうと話したけど
このまま本当に
闇雲に二回目の採卵に進んでいいのか…
もう一度ちゃんと夫の気持ちを
聞いておきたいと思いました。
私

「卵…また採れないかもしれないし…」
夫

「まぁなぁ。採れなかったんだもんなぁ…」
夫

「俺はぱんなを尊敬するよ、ホントに」
私

「は?」
夫

「俺がぱんなだったら生きていけない

夫が私の立場だったら、
しんどくて生きていけないそうです。

不妊の原因が自分にあり、
手術をしても体外受精に進んでも
何一つとして上手くいかない私。

そんでもって
ボロボロになっても諦めない私。

そんな私を見ているうちに
夫はこう思うようになったそうです


夫

「ぱんなはダメなんかじゃないよ。本当にすごいと思う。よく生きてこられたなと思うよ。ふふふ

私

「ふふふって何だー




夫

「いやいや。まぁダメだったらその時にまた考えよう。今はとにかく体調整えること!余計な心配はしない!」
私

「…わかった」
不妊治療を本格的に始めた時も
体外受精を始めた時も
夫は物凄く反対しました。

15歳、年の離れた私達

ここに至るまで
何度も何度もぶつかり合いました

理解してくれない夫に
もう別れたいと思った事もありました。
今思えば、ただの私の一方通行だった。
でも、不妊治療をしていなかったら
ここまで正面から向き合う事も
自分の気持ちをさらけ出す事も
なかなか出来なかったかもしれません。

もしかしたら…
長く不妊治療を続けてきた事で。
不妊治療を続けてきたからこそ。
今の夫婦の形になれたのかなぁ…
もしそうだとしたら、
不妊治療が今の私達夫婦を
培ってくれたとしたら。
過酷だった、長かった不妊治療に、
ちょっとだけ…
ありがとうって言える気がしました

いや、何か
不妊治療終わる気配出してますけど

まだまだ終われません


またもや生理が来なくてモヤモヤしております。



ブログを書いてちょっとスッキリー

はぁ、子供欲しいなぁ…。
あ、その前に卵を採らなきゃ。

最初の治療〜挫折まで …子宮退化宣告から始めた通院
治療再開まで …卵巣茎捻転とドリリング手術、先生との出会い
治療再開〜現在まで …体外受精に進むまでのこと
一度目の体外受精まで …一つも採れずに終わった採卵
↑↑これまでの治療の歴史です。よかったらどうぞ
