タイミング法 →排卵出来ず失敗

卵巣ドリリング →全く効果なし

体外受精 →採卵出来ず治療中止

※人工受精はしていません。排卵させる有効な方法がないので断念しました。
私が妊娠する為に今考えられる方法…
その全てが失敗に終わり、
アンタゴニスト法とOHSSの影響で
2周期のお休みをしていますが
「9月の生理から採卵周期」
そろそろ…
お休み周期も終わりに近づいています

。。。。
周期12日目

排卵する気配は全くありません

排卵しない=生理来ない
といういつものパターンが見えるので
自己タイミングは早々に諦め、
生理を起こす為に病院に行きました

この日の担当は
いつもの先生


診察室にて

先生

「ぱんなさん、こんにちは。皮膚炎はどうですか?治まった?」
私

「はい、もう大丈夫です」
前回の女医さんの診察で
塗り薬を処方してもらいましたが、
全く効かなかったので
薬は使わずに痒みを我慢して
適度な保湿と
通気性に気を付けていたら
自然に治まっていきました

内診室にて

先生

「うん、いいですね。卵巣はもう小さくなってるから大丈夫そうだね」
私

「排卵は、しなさそうですよね?」
先生

「うーん…そうだねぇ」
先生、少し卵胞を探す

先生

「ないね。

私

「そうですよね。ありがとうございます」
やっぱり安定の無排卵、無発育

…わかってた。
わかってたけど、つい聞いてしまった

先生が探してくれた事で
ちゃんと気持ちが落ち着きました

卵が育ってないの明らかだったのに、探してくれたことに感謝です。
診察室にて

先生

「…今日が12日目か。生理は自力では来ないよね?」
私

「来ないです。2、3か月来ないと思います」
先生

「また注射になっちゃうんだけど、もう今日打っちゃっていいと思う。生理起こしちゃおう」
先生

「で、生理が来たら採卵周期に入ろう」
私

「はい」
先生の目を真っ直ぐ見て、
冷静に話が出来る自分がいました

先生

「今度はね、やっぱりトリガーは注射がいいと思うよ」
私

「注射って、HCGですか?」
先生

「そう、HCG。卵巣過剰刺激症候群が悪化するかもしれないけどね…。でも」
先生

「卵が採れないと先に進めないからね。卵を採る為にはHCGが必要だと思う」
私

「はい

先生

「大変だけど、頑張っていこうね。…何か確認しておきたい事ある?」
私

「あの、フェマーラを使うかもと前に聞いたんですけど…」
先生

「うん、フェマーラね。フェマーラの薬の詳しい事は聞いた?」
私

「いえ、まだあんまり…」
先生

「うん。あのね…」
先生は紙とペンを取り出し

絵を書きながら説明してくれました

先生

「………というわけで卵胞が育つようになるんだよ。大丈夫かな?」
私

「はい。もし、それで卵胞が育ち切らなかったら…?」
先生

「その時は注射でアシストしていくよ。使えるのはフェマーラだけじゃないからね。選択肢はあるから!安心して!」
私

「そうなんですね。わかりました

先生

「生理が来たら5日以内に予約してね。診察の前に採血があるから、よろしくね」
先生

「それじゃあ次の採卵、頑張ろうね!」
私

「はい

先生

「うん、頑張っていきましょう!」
先生がフェマーラについて
説明してくれた内容は…↓↓
まず前提として
エストロゲンがコントロールする
LHとFSHが卵胞発育に必要不可欠
そこで
フェマーラ(アロマターゼ阻害薬)
を使うと…
エストロゲンを生み出す
アロマターゼ酵素をフェマーラが阻害
⬇
⬇
するとエストロゲンが減少し、
卵胞を育てる為の
ホルモンが不足していると
脳が勘違いする
⬇
⬇
勘違いした脳が、卵胞を育てる為に
必要なホルモン(LHとFSH)
をたくさん出す
⬇
⬇
結果
卵胞の発育が促される
…という感じでした

先生は良く
図(絵?)を書いて説明してくれます。
…この先生と話していて、
時々思う事があります

医者


というよりも…
もはや
先生



そして。
“卵巣過剰刺激症候群になるけれど、
卵が採れないと先に進めない”
そうはっきりと言われました


私にはそういう意味に聞こえました

でも、それと同じくらい…
うーん、上手く言えませんが…
私にはっきりとリスクを伝えた先生は
一緒にリスクを背負ってくれている
そんな気がしました

さて。
生理を起こす注射を打ったので、
あとはもう心静かに…
生理が来るのを待ちたいと思います

心…
静かに…
しずかに…
…くぅ。



そんなの絶対無理。


もうジタバタしながら、待ちたいと思います

最初の治療〜挫折まで …子宮退化宣告から始めた通院
治療再開まで …卵巣茎捻転とドリリング手術、先生との出会い
治療再開〜現在まで …体外受精に進むまでのこと
一度目の体外受精まで …一つも採れずに終わった採卵
↑↑これまでの治療の歴史です。よかったらどうぞ
