川本勇オフィシャルブログ

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”ミスターびわ湖”勇さんこと川本勇の日常を様々な角度から綴る川本勇人間解剖ブログ。

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『勇さんのびわ湖カンパニー』…「びわカン」が放送20周年を迎えることが出来ました!

まずは、ご協力、ご支援、ご視聴いただいた皆さま、そして、ユーストンを、また川本勇を応援して下さった皆さまに感謝を申し上げたいと思います。

2002年9月6日にスタートしたこの番組、4月でも10月でもない、中途半端な時期に始まったことが、まずは生みの苦しみを表しています。

「メディアの志」、「放送の責任」、「地方局の意義」、「継続させる意味」…当時のBBCびわ湖放送のプロデューサー太田剛さんと琵琶湖ホテルで侃々諤々やり合ったことを思い出します。

※この生意気かつにっくき若造の私と、今も「勇さんのあいコムランド」でお仕事して頂いている事、たぶんかわいがって頂いている事、嬉しく思います。

左から、谷畑英吾前湖南市長、國松善次元滋賀県知事、太田剛元BBCプロデューサー

左から谷畑英吾前湖南市長、國松善次元滋賀県知事、勇さん、太田剛元BBCプロデューサー(現あいコムこうかプロデューサー)
 
あれから20年、番組も私もオトナになりました。コンプライアンス無視の企画は姿を消し、勇さんも角が取れ、スタジオでの怒号も少なくなり、社訓「滋賀を盛り上げろ!びわ湖を守れ!人を大切に!ロックせよ!」を守りながら、今日を迎えています。

番組は見る人によって評価が違います。「最近のびわカン、おもろなくなった」「マンネリやん」「みんな、オッサンになったねぇ」「滋賀にとってはエエことやってると思うで」「まぁまぁオモロイやん」「金ない中、工夫してるね」…いつの時代も好き勝手に賛否両論。

そんな中、唯一誉めて頂けるとすれば、長く続けるという「継続力」しかないでしょう。“時間”という誰にとっても平等、かつ確実な軸で20年間、一時間番組を毎週毎週放送してきたことだけは、ちょっとだけ誉めてもらってもいいと思ってます。もはや「ここしか褒めるとこないよぉ」でいいのです。確実に「継続は力なり」ですから。

 
 
凋落の一途を辿るテレビ業界、特に昨今、お金だけがモノを言う地方局、評論家ばかりが多いメディ業界…この状況下で、地上波番組の価値を信じ、プライドを持って、リスクを背負って、新しい番組を立ち上げ、継続させていくことにチャレンジする若きクリエイター!出てこいや~!!…と切に願います。

ふるさと滋賀に、そんな類い稀な方が出現した時、初めて「びわカン」を辞めることを考えるのでしょう。メディアの使命や志が込められたこのバトン、誰にいつ渡すのか…

 
う~ん、悶々としてきたので、ひとまず、びわカン20周年の御礼ブログを締めたいと思います。
「びわカン」にまつわる紆余曲折、波乱万丈、魑魅魍魎はまたの機会に…
 
※写真は『びわカン20周年特別番組 ~びわカン未来メッセージ』収録より
※放送はBBCびわ湖放送9月30日(金)24時15分から、是非ご覧ください!