昨日は母の一周忌でした。

朝からみんなのLINEグループに

「おばあちゃんのこと思い出してあげてね」とLINEしました。

この一年を思い返すと、母のことを思い出さない日はなかったくらい、いつも母が身近にいたような気がします。

亡くなる前は正直、電話をかけるのが負担でした。

早くあちらに行きたい（あの世）と、自分の妹のことにしか関心がなく、話の流れが決まっていて、同じところで必ず泣く。

あ〜またかと、話題を変えるとそれまでの泣き声が嘘のように止まり、普通に話し出すというのがパターン化されていました。

それが私には負担で、（親不孝な娘ですが〜）歳を重ねたせいではなく、昔からそうだったから。

そのお決まりを繰り返すために電話をしないといけない、というのが本当に負担でした

子どもの頃から母には話しても無駄、とインプットされてていて、母が喜ぶ話しかしなかった。

だから「絶対に親に逆らわない、なんでもハイハイということを聞くいい子でした」というのが母の自慢で、人にそう話すのを聞いていると、私はため息しか出なかった。

ヘルパーさんにもそんな調子で話しているのを聞きながら、私にはもう10人も孫がいるんだけど〜

と心の中でいつもボヤいてました

そんな調子なので、困ったことがあって相談したくても、余計に母を混乱させることになり、かえってこっちが大いに困ることになるので、いつも自分の中で処理していました。

母がいる時はそんな状況でしたが、不思議なことに亡くなってからは少しずつ、穏やかに心の中の母と話せるようになってきました。

あんなに母との会話がストレスだったのに…

最近気づいたのですが、本当は母が大好きだったんだなって。

いつも弟や妹の方を見ていた母。

兄弟思いがすごすぎて、私にまで手が回らなかったのでしょう。

子どもの私はそれが悲しくて、いつしか母を諦めてしまってました。

でも今、やっと穏やかに普通の母娘らしい会話ができるようになったみたい。インナーチャイルドがやっと癒される時が来たのだなと。

私以上に大変な子ども時代を過ごしてきたがゆえに、がんじがらめになっていた母。

そう心から思えるゆとりもでき、

ずっと続いていた悪しき連鎖を私が断ち切ったからもう大丈夫。これからは楽しい会話もできる。

心の中にいる限り、人は死なないんですね。

きっと過去も書き換えられるに違いないね

今日の日が

あなたにも私にも

美しい日でありますように

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母の一周忌に思うこと