わが家の子育ての話ではありませんが、ここ数日ずっとモヤモヤしているムクドリの子育ての話です。
わが家のリビングから見える住宅の軒下では毎年ムクドリが巣を作り子育てに励んでいます。
写真に写っているのは大きくなった雛です。雛の声が聞こえ始めてから一週間は経つので、巣立ちまであと一週間程でしょうか。
写真にビニール袋が移っているのが見えますでしょうか。
この写真を撮る二日前は白いビニール袋だったのが、前日にはなくなり、そしてこの日には透明の袋となっていました。
このことに気が付いたのは、白のビニール袋が邪魔で巣に入れなくなったムクドリが騒いで騒いでうるさかったからです。
翌日には袋がなくなっていて良かったな~なんて思っていたら、次の日にはこの状態。
ムクドリって大きな袋も使って巣作りするんだな~なんて呑気に思ていたんです・・・昨日の夕方までは。
三日前は袋なんてなくて、普通に巣に入って餌やりをしていた親鳥。
袋が邪魔で入れなくなってしまって、初めは足をかけて餌をやることも出来ない様子でしたが、次第になれたのか器用に餌やりをしていました。
この写真を撮った夕方、衝撃的なものを目撃しました。証拠写真は暗くて撮れなかったのですが、どうやらこの袋は巣がある家のお隣さんの仕業だったのです。
昨日の夕方、空が暗くなり親鳥もどこかへ行ってから事は起こりました。
雨戸を閉めようと外を見たら何やら緑の支柱が巣を突っついていたのです。
初めは袋を取ってあげているのだと思いました。
けれど段々と様子が変わり、支柱にガムテープをくっつけて、そのまま隣の軒下へペタリ!!
「ええええええ!!!」思わず口を塞いで心の中で絶叫です。
そのまま見守っていると、今度は近所のスーパーの袋をガムテープあたりにペタリ。
もう一度ガムテープをペタリ・・・
うっそ。よそ様の家に・・・・軒下にそんなことしちゃう?!しかも絶賛子育て中の巣に!!
これ、何とか保護法とかに引っかからないのかな・・・
ひたすら見守り、翌日
雨が強く、親鳥の努力もあってかガムテープの上部は取れました。
しかし、見ているとどうやらこの状態が親鳥にとっては一番つらい状態のよう。
袋が邪魔で足場に掴まることも出来ず、この状態になってからはずっと鳴き続けるだけで餌をあげられていません。
ひな鳥の顔は見えているのに。
わが家からは距離があり、何の手助けも出来ない。
昨日は晴れていて、軒下にハエが大量に入っていくのが見えました。
雛の声も前よりも弱弱しく、数も減った気がします。
一人家事の合間にムクドリ観察をしていた身としてはショッキングな出来事です。
確かに巣の下には鳥の糞がすごいし、これをやったお家もとてもつらい状況なのでしょう。
獣臭と糞の悪臭、ダニなんかも怖いですものね・・・・
私自身成人喘息を患っているし、アレルギーもひどいのでつらいのは分かるのです・・・
けれどせめて巣立ってからでも良いのではないかと一人悶々としています。
どうか生き埋めにされませんように。早く育って元気に巣立ってね。



