10/15にヒヤリハットに関する研修が行われました

訪問看護師になった気持ちで考えてみましょう
あなたは雨の日の訪問先にいます
利用者さんやご家族から玄関先で急な相談を受けました。濡れた訪問バッグを玄関のたたきに置いたまま、靴を脱ぎかけで立ち止まり話を聞いています。
さて、どのような危険が潜んでいるでしょう
そしてそれについてどう対応しますか

リスク
①スタッフの転倒転落リスク:濡れた玄関の床や靴を脱ぎかけの不安定な状態から立ち止まることによりスタッフ自身が転倒する危険がある
②物品の汚染・破損:訪問バッグを濡れた床に置くことで内部の物品(医療器具等)が汚染されたり、濡れて使用できなくなる危険がある
③利用者さんの二次的転倒:濡れたバッグや靴が邪魔になり、後から玄関を通る利用者さんや家族が躓き転倒する可能性がある
④個人情報の流出:慌てて対応することで、バッグからうっかり記録用紙等を落としてしまう可能性がある
対策
①自身の転倒予防:玄関に入ったらまず完全に靴を脱ぐか履くかを終えて安全な姿勢になる
②鞄の安全管理:鞄を濡らさない。邪魔にならない場所に鞄を立てて置くか防水の敷物の上に置く
③急な相談の対応:相談を受ける際もまずは環境を整えてから落ち着いて話を聞く姿勢を示す
リスクと対応方法はこれ以外にもあると思います。
普段の生活や仕事でふと立ち止まって自身で考えることが習慣づけば、安全で安心な暮らしに繋がっていくと思います
スタッフ一同気持ちを新たに、今日も元気に訪問に出発しています