おお兄とちゅう兄が2人暮らしを始めたのは7年前。
結果、ほんの数ヶ月で終わったのだけど、当時は張り切って2人でご近所さん10件ほど挨拶回り。
しゃべるのが苦手なちゅう兄は、おお兄の後ろで、
「こんにちは。」
「弟です。」
「よろしくお願いします。」
おお兄は当時の接客業の強みを生かし、
「上に越してきた○○です。兄弟で住みます。」
に始まり、
「こんな髪型してますが、一応美容院に勤めてますので…」
と不審者に間違われないよう予防線を張る。
みんな年配のおばちゃんばかりで、とっても優しかったらしい。
そして、話が弾みすぎて、おお兄の丁寧語がおかしくなる。
「今、お荷物を運び入れてまして多少騒がしいかと…」
お荷物…
マンションにいたのは、私とおやじ。
さて、誰が誰のお荷物でしょーか🫢



